タフだけど弱さも…「ローグ・ワン」ヒロインのキャラクター像に影響を与えた名作映画とは?
2016年11月28日 08:00

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズ最新作で、1977年製作の第1作「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」へとつながる物語になることが明らかにされている「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の主人公ジン・アーソの人物像に、誰もが知る名作映画のキャラクターが影響を与えていることがわかった。
「エピソード4 新たなる希望」で帝国軍の最終兵器として登場するデス・スターの設計図をめぐり、危険なミッションに挑む反乱軍の極秘チーム「ローグ・ワン」の戦いを描く同作。「ローグ・ワン」を率いるジンは、何人ものストームトルーパーをひとりで倒すほどタフな女性だが、同時に弱さや悲しい過去を背負った一面もある。そんなジンというキャラクターを創造するにあたり、メガホンをとったギャレス・エドワーズ監督が参考にしたのが、シルベスター・スタローン主演の名作「ロッキー」だという。
「ロッキー」は、どんなに殴られ倒れても不屈の精神で立ち上がる主人公ロッキー・バルボアの姿が、多くの人々に感動を与えた。エドワーズ監督は「キャラクターの弱さが見えると応援したくなると思うんだ。例えば『ロッキー』でもヒーローが立ち上がる作品では必ず、主人公が打ちのめされたからこそ応援したくなるものだからね」と語っており、「ローグ・ワン」のジンも、97.6%不可能と言われるミッションにもくじけず、何があってもあきらめない強さをもつ一方で、悲しい過去を背負う弱さに共感できるキャラクターとして描いた。
そんなジンを演じたのは、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズで、今年は「インフェルノ」でトム・ハンクスとも共演した注目株だ。エドワーズ監督は「フェリシティは不可能な挑戦に立ち向かうタフな一面がある一方、どこか悲しげでもろさもあり彼女しか考えられなかった」と絶賛。ジョーンズはカンフーを体得して肉体的な強さを身につけ、今作で本格的なアクションに初挑戦。その一方、予告編でも垣間見せているように、両親と生き別れた過去を背負い、誰も信じられないというような悲しげで孤独な表情も体現。ジョーンズ自身も「ジンはとても人間味があるキャラクターなの。7歳の女の子でも、40歳の男性でも感動してもらえればと願っているわ」と語っている。
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は12月16日から公開。
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