激しい拷問に揺らぐ信仰心… M・スコセッシ監督「沈黙」アメリカ版予告公開
2016年11月28日 06:00

[映画.com ニュース] 巨匠マーティン・スコセッシが、遠藤周作の小説を映画化した「沈黙 サイレンス」のアメリカ版予告編が、このほど公開された。やせ細った主演のアンドリュー・ガーフィールドやアダム・ドライバー、震えながらざんげする窪塚洋介、拷問を受ける塚本晋也、したたかにほほ笑む浅野忠信らの姿を確認することができる。
映画は、キリシタンの弾圧が激化する江戸時時代初期を舞台に、ポルトガル人宣教師が自らの信仰心と向き合っていくさまを描く。ポルトガル人宣教師のセバスチャン・ロドリゴ(ガーフィールド)は、キリスト教布教のため日本にわたった高名な宣教師クリストバン・フェレイラ(ニーソン)が弾圧に屈して棄教したとの知らせを受け、あとを追って宣教師のフランシス・ガルペ(ドライバー)とともに日本の五島列島を訪れる。
予告編は、無人となった日本の村に、ひとり呆然とたたずむロドリゴの後姿から始まる。傷だらけのフェレイラが雲仙の山中でうなだれる姿が映し出され、日本での厳しいキリシタン弾圧の様子が描かれる。ロドリゴは信者にわらで作った十字架を渡し、内密にミサを行うが、見つかった者は張り付けにされて海の荒波を浴びせられたり、体の自由を奪って海に投げ入れられたりと拷問を受けてしまう。最後には、ロドリゴが自らの無力さと神が沈黙を貫くことの無慈悲さに顔をしかめ、信仰心を揺るがされる様子が収められている。
「沈黙 サイレンス」は、ガーフィールド、ニーソン、ドライバーのほか、日本からは窪塚、浅野、塚本をはじめイッセー尾形、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演している。2017年1月21日から全国で公開。
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