問題発言続きのカニエ・ウェストが過労で緊急入院
2016年11月23日 10:00

[映画.com ニュース] ラッパーのカニエ・ウェストが11月21日(現地時間)、過労のため米ロサンゼルスの病院に入院したと、米ピープル誌などが報じた。
同日午後1時20分頃、ロサンゼルス警察に通報があったが事件性はなかったため、ウェストは病院に緊急搬送されたという。ウェストは同日、開催中だったサンパブロ・ツアーの残り21公演の中止を発表したばかり。中止の理由は公表されていなかった。
米メディアではここ数日、ウェストの問題行動が取りざたされていた。17日のコンサートでウェストは、「もし米大統領選に投票していたなら、ドナルド・トランプに1票入れただろう」と趣旨の発言でヒラリー派を否定し、観客から大ブーイングを浴びた。その2日後のサクラメント公演は、約90分遅れてスタート。再び大統領選の結果についてまくし立てただけでなく、ビヨンセやジェイ・Z、マーク・ザッカーバーグらに対して暴言を吐き、2曲だけでステージを打ち切ったという。翌20日のロサンゼルス公演もキャンセルしていた。
ピープル誌が入手した関係者の話では、「医者のアドバイスに従い、自分の意志で病院へ行った。問題ない」。ステージ上での振舞いから精神状態を懸念する声が上がっているが、関係者は「まったくそんなことはない」と否定し、「カニエは、自身のファッションラインとアディダスとのコラボラインのデザインで、ずっと働き詰めだった。ワーカホリックで有名な彼は、自分にとって非常に重要なファッションの仕事と、毎晩続く厳しいツアーを両立させていたが、すっかり消耗してしまったんだ」と語っている。
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