内田伸輝監督「ぼくらの亡命」は「社会の排他的な状況を恋愛に置き換えた」
2016年11月20日 23:00

[映画.com ニュース] 内田伸輝監督「ぼくらの亡命」が11月20日、東京・有楽町朝日ホールで開催中の第17回東京フィルメックスのコンペティション部門で上映され、内田監督とキャスト陣が舞台挨拶とQ&Aを行った。
2010年東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した「ふゆの獣」の内田監督の最新作。東京近郊の森でテント暮らしをしながら、人々への恨み書道をテントに貼りつける主人公と、美人局をやらされている女性との恋愛を描く。“他者への依存”という過去作に共通するテーマが展開される。
内田監督は、初上映のこの日が奇しくも自身の誕生日で「この映画の誕生日であり、僕も誕生日。父と母に感謝します」とコメント。本作について「過去の作品が短い撮影期間で進めていたので、その反動で長い期間をかけて撮影したかった」といい、自主映画として、ほかに仕事を持つスタッフとキャストの休日である週末を利用し、1年をかけて撮影したことを明かした。

孤独な男女が互いに依存し、暴力的な関係になってしまう様が描かれる。「自主映画をやろうと思った時に、恋愛映画として今の時代や空気を描きたかった。国と国との関係など、社会の排他的な状況を恋愛に置き換えた」とテーマを説明。インパクトのあるビジュアルの須森隆文を、主演に選んだ理由について「特殊な役をやる上で、ひげが濃くすぐに生えること、ダメ出しをされたときに、自分のオリジナリティを入れて演技し、(監督の話を)よく聞くその姿勢を見て選んだ」と話した。
人生に向き合わず、テント暮らしをする主人公を演じた須森は「1年間頭を洗わなかった」と衝撃の告白で会場を驚かせ、体当たりの演技を見せた櫻井亜衣は、「まさかのヒロインで、役名のある役が初めてだった。監督やスタッフキャストに引っ張られて全力でぶつかっていけた」と撮影を振り返った。なお、本作は2017年の劇場公開が決定している。
第17回東京フィルメックスは、11月27日まで東京・有楽町朝日ホールほかで開催。
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