青木崇高、半野喜弘監督との14年来の友情ついに具現化「最高に愛する作品できた」
2016年11月19日 23:00

[映画.com ニュース] パリを拠点に、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクー両監督らの作品で音楽を手掛けてきた音楽家の半野喜弘が初監督した映画「雨にゆれる女」が11月19日、東京・テアトル新宿でレイトショー公開された。
半野監督は、主演の青木崇高、大野いととともに舞台挨拶。「コツコツと作った小さな船が、ようやくお客さんを乗せて海に出ます。胸を張って好きと言える映画ができました」と感激の面持ちで話した。
青木が14年前にバックパッカーとしてパリを訪れた際、カフェにいた半野監督に声をかけ酒宴に飛び入りしたのが2人の出会い。半野監督は「内心、イヤだったけれどいいよと言った」と冗談交じりに振り返ったが、すっかり意気投合し4年前に東京で再会し「一緒に何か作ろう」と約束したことで同作の企画がスタートした。
脚本執筆にも青木の演じるキャラクターを2人でとことん突き詰めた。青木もクラウドファウンディングによる資金集めを手伝うなど、まさに二人三脚で孤高の男と謎に満ちた女の峻烈(しゅんれつ)なラブストーリーを作り上げたとあって、「出会ってからも連絡を取り合ったことが、今日この瞬間につながっていると思うと感慨深い」としみじみ話した。
立ち見の出るスタートなり、半野監督が写真を見て直感で決めたという大野は「大きな作品ではないからこそ、お客さん1人1人の存在の大きさを感じます。いつもの舞台挨拶よりなぜか緊張しています」と神妙な面持ち。青木は、「最高に愛する作品ができました。関わった皆さん、そして初日に足を運んでくれたお客さん、ものすごく愛しています。安心してください。始まったら最後まで退屈させません。それくらい胸に突き刺さる映画なので、後悔はさせません」と言葉に力を込めていた。
フォトギャラリー
関連ニュース
リアリズムと娯楽大作の間を往復しながら――“中国第六世代”グアン・フー、新作の出発点&舞台裏、そしてアジア映画への思いを明かす【「ブラックドッグ」インタビュー】
2025年9月20日 09:00
大阪アジアン映画祭の“いま”――20回目の節目から異例の“前倒し”開催へ、「大阪アジアンなら“観てみたい”」の期待に応え続けるということ【アジア映画コラム】
2025年8月31日 10:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー