沖縄の鬼才・高嶺剛監督18年ぶりの新作「変魚路」1月公開
2016年11月20日 06:00

[映画.com ニュース] 沖縄を舞台に数々の作品を発表してきた鬼才・高嶺剛監督の18年ぶりの新作で「変魚路」が、2017年1月14日に公開することが決定した。あいちトリエンナーレ2016に出品された、神話的で摩訶不思議な映像世界が繰り広げられるロードムービーで、高嶺監督の過去作を紹介する特集上映も開催予定だ。
沖縄を代表する俳優・平良進と北村三郎が主役を務め、沖縄民謡の大家、大城美佐子が音楽を担当。沖縄を拠点に活動する美術家、山城知佳子を筆頭に多くの現代アート作家が、沖縄ともアジアともつかない独特の作品世界を構築。高嶺監督の希望で、前衛ジャズ界の巨匠、坂田明のグループARASHIが、アバンギャルドかつエネルギッシュな楽曲を提供している。
死に損ないの者ばかりが暮らすパタイ村。タルガニは親友のパパジョーとともに、この世に絶望した自殺願望者たちの「生き直し」事業を営みながらつつましく生きている。ある日、ご禁制の媚薬を盗んだ嫌疑をかけられてしまったタルガニとパパジョー。村を脱出する羽目になった2人を追う謎の女たちや、生きているのか死んでいるのかもわからない男たち。やがて追うものと追われるものの境目は消え、時間軸は「変」になったまま、島の歴史の神話的領域にまで入り込んでいく。
「変魚路」は、2017年1月14日から、シアター・イメージフォーラムで公開。
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