陣内孝則、新婚の山崎樹範にエール「よそ見せずまっすぐいけ」
2016年11月18日 21:30
[映画.com ニュース] 俳優の陣内孝則の9年ぶり3作目となる監督作「幸福のアリバイ Picture」が11月18日、全国53スクリーンで封切られた。5編から成るオムニバスで、陣内は中井貴一、柳葉敏郎、大地康雄ら各エピソードの主要キャストとともに東京・丸の内TOEI1で舞台挨拶。満場の客席に安どの表情を浮かべながらも、「面白かったら面白いと、つまらなかったら面白いと、または『君の名は。』と『シン・ゴジラ』を足して2で割ったような映画と、神さまが許すようなウソをついて伝えてください」と必死にアピールした。
陣内とは長年の親交がある中井は「成人」に主演し、「俳優が心をくすぐられるツボを知っている。本当にやりやすい現場だった」と監督を絶賛。「誕生」に主演の柳葉も同様に、「役者って自己演出をするものだから、監督をご自身で演出されていた。演者の気持ちをしっかり分かっての演出だった」と称えた。
すっかり気を良くした陣内は、「完成披露に来たお客さんも5、6人は結婚したと聞いたし、ポルシェが買えたという話も聞いた。見た人は必ず幸せになれます」と豪語。「見合い」と「結婚」の2作に出演した山崎樹範は実際に、今月11日にタレントの吉井怜と入籍。この日が結婚後初の公の場となり、客席からの「おめでとう」の声に照れながらも「怜ちゃん、大好きだよお~」と絶叫して喜びを表した。
そして、「本当にクズな男で、僕のことをそのまま描いてくれたと思い一切悩むことなく演じられた。こんな男が愛してもらえるか、男子代表として取り組んだ」と説明。両作に恋人役で共演した木南晴夏も、「自然なお芝居で、山崎さんの新婚生活をのぞいているような気分になれます」と話した。
山崎と自宅が近く、よく食事に行っていた陣内は「撮影の途中から彼女がいるとは聞いていた。(結婚も)メールで報告を受けた。でも、彼女のアドレスも知っていて、それを言ったら疑いの目を向けてきた」とジョーク交じりに祝福。そして「末長く(中井、柳葉も含めた)我々のように、嫁さんだけでよそ見をせずにまっすぐいけ」とアドバイスを送っていた。