「ポエトリーエンジェル」記念上映、岡山天音と武田玲奈らが撮影秘話を語る
2016年11月16日 06:00

[映画.com ニュース] 第10回田辺・弁慶映画祭(11月13日に閉幕)を記念して製作された長編映画「ポエトリーエンジェル」が、同映画祭で初お披露目され、上映後に飯塚俊光監督、ダブル主演の岡山天音と武田玲奈がトークショーを行った。
妄想癖がある梅農家の青年とボクシングジムに通う女子高校生を中心に、声と言葉のスポーツ「詩のボクシング」を通じて成長していく人々の姿を描く青春エンタテインメント。田辺市で今夏撮影されたこともあり、500人以上が鑑賞に駆けつけた。上映後には、「爽やかな傑作」「何度でも見たくなる映画」「笑いあり、感動あり、そしてスッキリエンディングで見て良かった」といった感想がSNS上にあげられ、好評を得ている。
企画・脚本も兼ねた飯塚監督は、「もともと『ウォーターボーイズ』などの映画が好きで、それまでマイナーだったものを映画の力でフィーチャーするというようなことをやってみたかったんです。『詩のボクシング』は以前から知っていてすごく印象に残っており、何か出来ないかと常に思っていたのですが、今回きっかけを頂いて作品を撮ることが出来ました」と映画化の経緯を述べた。
「詩のボクシング」シーンの撮影について、岡山は「最後の試合の時は朝からの撮影で、1日かけて順番に詩の朗読をやっていったのですが、(自分は)最後でしたし、審査員(役)の方々の判断でその場で勝敗が決まるという形でしたので、とても緊張しました」と振り返る。飯塚監督は「限られた撮影時間の中で、どうやったら(キャストたちを)追い込めるかなと考えて、『あらかじめの勝敗は決めません』というプレッシャーをかけました」と明かした。
劇中で格闘スポーツのボクシングと「詩のボクシング」の両方を演じた武田は、「それぞれに難しさがありました。ボクシングは2カ月くらいジムに通って、トレーニングしました。また、役柄について関係者の方にもお会いし、お話しを聞いたりして、作り上げていきました」とし、「私自身のいろんな違う面をお見せすることが出来ました。『詩のボクシング』を扱った今までにないような映画になっていて、田辺の綺麗な海などとともに、いろんな方に観て頂けると嬉しい」と作品をアピールした。
共演は、鶴見辰吾、美保純、角田晃広(東京03)、山田真歩、芹澤興人、山崎賢人(友情出演)、下條アトム。主題歌はMrs. GREEN APPLEの未発表曲「soFt-dRink」。来年5月、テアトル新宿ほか全国で公開される。なお、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で11月21日まで全国展開のための支援を募っている(https://motion-gallery.net/projects/poetryangel-film)。
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