トランスジェンダーの主人公演じたフィリピンのイケメン俳優、最優秀男女優賞両方を狙う!?
2016年10月27日 17:00

[映画.com ニュース] 第29回東京国際映画祭コンペティション部門出品作「ダイ・ビューティフル」が10月26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、ジュン・ロブレス・ラナ監督、主演のパオロ・バレステロス、プロデューサーのペルシ・インタランが会見した。
第26回東京国際映画祭最優秀女優賞を受賞した「ある理髪師の物語」のラナ監督の最新作で、トランスジェンダーの主人公トリシャの波乱万丈の人生を描く物語。死んだトリシャの望みは、埋葬前に行われる7日間の儀式で、アンジェリーナ・ジョリーやレディ・ガガら、毎回違うセレブに扮すること。女性として生きることを選んだ生前のトリシャの人生のハイライトと、亡きトリシャの願いを叶えようとする友人たちの姿をユーモアを交えて映し出す。
バレステロスは、映画祭のオープニングセレモニーで、アンジェリーナ・ジョリーのようなメイクと衣装でレッドカーペットを歩いた。「初めての国際的なレッドカーペットの場で、アンジェリーナ・ジョリーの格好をしました。美しく見せるために、体を締め付けたり、ハイヒールを履いたり痛みを伴う作業でしたが、とても楽しい経験でした」と述懐。美女コンテストで優勝する主人公の熱演を絶賛され、自身がトランスジェンダーであるかどうか問われると「僕はストレートで7歳の娘がいます。ドラァグクイーンの友人もたくさんいます」と明かす。最優秀男優賞、女優賞どちらが欲しいかとの問いには「両方です!」と笑顔で答えた。
ラナ監督は、2014年にフィリピンでとあるトランスジェンダーが殺害され、ネット上で事件に対しての心無い意見をいくつも目にしたことが本作の構想のきっかけになったと明かす。「トランスジェンダーへの理解を深めたいと思い、この作品を作った」「知的で強く、偏見のある社会に立ち向かう主人公の生き方がテーマ」と作品の主題を語った。
東京国際映画祭は11月3日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

パディントン 消えた黄金郷の秘密
【シリーズ“最高”の一作】ありがとうパディントン、そして…まさかのお別れ!? 絶対に映画館で観て!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタツアー”は行くべきなのか?
【忖度なしレビュー】「ハリポタ」ファンが徹底検証!! ここはGWに行くべきか?楽しめるのか?
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

超暴力的・超過激・コンプラ全無視
【地上波では絶対無理!】狂キャラたちが常軌を逸した大暴れ! つべこべ言わずに観てみろオラァ!!
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

狂った名作・怪作が無料大量放送!!
【サメ!ゾンビ!ガメラ!】リモコンひとつで人類終了!! ありがとう“GWの夜”が決まった――!
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー