トム・ハンクス×ロン・ハワード監督「インフェルノ」チーム、世界遺産で会見!
2016年10月8日 05:00

[映画.com ニュース] 人気作家ダン・ブラウンのベストセラーを、アカデミー賞監督ロン・ハワードとアカデミー賞俳優トム・ハンクスのタッグで映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの第3作「インフェルノ」の会見が10月6日(現地時間)、映画にも登場したイタリア・フィレンツェのベッキオ宮殿内・五百人広間で行われた。会見には、ハワード監督とハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー、イルファン・カーンら出演者が参加したほか、ブラウンが駆けつけた。
ある事件に巻き込まれて記憶を失った大学教授ラングドン(ハンクス)が、人口が増えすぎたことを憂慮し、人類の半数をウイルスによって死滅させようとする億万長者ゾブリスト(ベン・フォスター)の計画を阻止しようとするさまを描いた本作。会見の会場となったベッキオ宮殿は、ユネスコ世界遺産に登録されたフィレンツェ歴史地区内に位置し、700年以上の歴史を持つ。33カ国250人以上の報道陣を前にしたハンクスは「フィレンツェという美しい場所で、素晴らしい役者たちと共に演じることができたのは地球上で1番ラッキーだったよ」と興奮気味に語った。
本作は、詩人ダンテの叙事詩「神曲」地獄篇(インフェルノ)がモチーフになっており、ゾブリストを通して“種の存続を図るために人口を半減させる”ことの是非を問うストーリーになっている。ハンクスは「最初に話し合ったのは、“地獄”をテーマに据えるということ。ゾブリストの考えている“地獄”というアイデアはとても恐ろしいものだが、すごくリアルな問題でもある。この問題は、映画を見た人たち全員と考えることができる作品だと思っているよ」と深遠なテーマについて言及。ハワード監督も「この映画のようにスリルあふれる物語を作り上げるということは、まず世界のことを考えて、そして新たな物語を作ることが大切だ」と“リアリティ”が重要だとした。
シリーズ最新作「Origin(原題)」を2017年の9月26日に(北米で)刊行すると発表したばかりのブラウンは、「(00年の『天使と悪魔』で)初めてこのシリーズを書いたときは、映画化されるなんてとても想像していなかったし、もちろんトム・ハンクスが主役のラングドンを演じてくれるとは思っていなかった」としみじみ。「でも最初の映画が公開されてからは、このシリーズを書くときはトムたちのことを24時間いつでも頭に描きながら書いているんだ」と熱いメッセージを送り、会場は歓声に包まれた。
ラングドンと共にシリーズ最大規模の事件に挑む女医シエナを演じ、シリーズ初参加を果たしたジョーンズは「トムとフィレンツェの素晴らしい建築物の間や美しい廊下を走り回るのは、いつでも楽しかった。それに、私は素晴らしいキャラクターを演じることができた。こんなにも才能あふれる方々と一緒に仕事ができて本当に光栄だわ」と喜びいっぱいに語った。
「インフェルノ」は、10月28日から全国公開。
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