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少年兵がナチスの地雷を撤去 知られざる歴史的事実「ヒトラーの忘れもの」予告完成

2016年10月7日 10:00

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少年兵は砂浜を棒でつつき、地雷を探知する
少年兵は砂浜を棒でつつき、地雷を探知する
(C)Danish Film Institute

[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したデンマーク・ドイツ合作映画「ヒトラーの忘れもの」の予告編とポスタービジュアルが、このほど完成した。ドイツ人の少年兵たちが、デンマークの海岸線に埋められた地雷を撤去する緊迫の模様と、極限状態でも生への希求を失わないさまが胸を打つ内容となっている。

物語は、デンマーク国内でもほとんど知られていなかった歴史的事実が題材。1945年5月、ナチス・ドイツ降伏後のデンマークで、ドイツ軍が埋めた地雷約200万個を撤去するため、捕虜のドイツ兵たちが駆り出された。その多くが10代の少年兵で、満足な訓練もないまま現場へ……。少年兵を監督するデンマーク軍のラスムスン軍曹(ローラン・モラー)は、残忍な侵略政策をとったドイツ人を憎悪し、報復とばかりに少年兵たちに食料を与えなかった。しかし、撤去失敗や誤爆で死んでいく少年たちを目の当たりにし、胸中に葛藤が芽生える。

予告は、砂浜に這いつくばり、棒を突き刺しながら地雷を探知する少年兵たちの姿から始まる。死と隣り合わせになりながらも、「帰ったら何する?」「左官になってドイツを復興させたい」と夢を語り合う少年兵たちと、ラスムスンは次第に親子同然の関係性を築いていく。彼らがたどり着くのは憎しみか、明日への希望か、ヒューマンドラマとその結末に期待が高まる。

今作はデンマークのアカデミー賞とされる「ロバート賞」で作品賞を含む最多6部門を受賞したほか、2016年度米アカデミー賞の外国語映画賞デンマーク代表に選出された。メガホンをとったのは、長編3作目となる新鋭マーチン・サントフリート監督。次回作として、ジャレット・レト&浅野忠信椎名桔平共演の任侠映画「The Outsider(原題)」を日本で撮影している。

ヒトラーの忘れもの」は12月、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。

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