寺山修司原作、菅田将暉×ヤン・イクチュン「あゝ、荒野」共演キャスト発表
2016年9月27日 08:00

[映画.com ニュース]菅田将暉とヤン・イクチュンがダブル主演し、寺山修司の長編小説を映画化する「あゝ、荒野」のキャスト陣が、このほど発表された。ユースケ・サンタマリアをはじめ、山田裕貴、木村多江、今野杏南、オーディションで抜てきされた演劇界注目の新星・木下あかりらが名を連ねている。
1960年代後半の日本のアングラ文化を生み出した寺山が、66年に発表した唯一の長編小説を原作に、「二重生活」の岸善幸監督のメガホンで映画化。ボクシングジムで出会った少年院あがりの新次(菅田)と、きつ音と赤面対人恐怖症に悩むバリカン(ヤン)という2人の奇妙な友情を、時代設定を現代に変更して描き出す。
新次とバリカンの人生を一変させるトレーナー“片目”に扮するユースケは、「トレーナーの役なので、一生懸命練習はしてなかったんだけど、ボディを打たせるっていうことが発覚して、慌てて鍛え始めました。腹筋は割れかけてきてる」とジョークを飛ばす。それでも、菅田&ヤンを「共演する2人は、すごい芝居をするやつらだっていうのは知ってるんだけど、最初から堀口(片目)という役どころで2人を見ているので何だかとてもかわいく見えて、かわいくてしょうがない」と称賛している。
新次の宿命のライバル・裕二を演じる山田は、「いつかボクサーの役をやってみたいと思っていて、ようやくオーディションのチャンスを頂き、裕二役を生きられることになり、死ぬ気でトレーニングをして気合を入れています」と話し、新次の母親・京子を演じる木村は「京子は、深い 闇を抱えていて、自分の中の母と女に激しく揺さぶられている。でも演じながらも答えが なく自分の感情がどこに行くのか、私自身にもわからない。それでも愛おしい、京子という女に食らいつき生き抜こうと思います」と意気込んでいる。
さらに、新次とバリカンに影響を与えるヒロイン・芳子役の木下は、「岸監督にはじめてお会いした日、いつか必ずご一緒すると直感で思いました。今、それが現実になり、岸組の一員になれることへの喜びと恐怖の入り混じった日々を過ごしています」と実感のこもったコメントを寄せる。そして「監督の1シーン1カットへの愛情を感じながら、カメラマンの夏海(光造)さんのカメラワークのなかにいられることがとても幸せです」と明かしている。
また、今野が闇の研究会メンバー・恵子を演じ、でんでん、モロ師岡、高橋和也ら個性豊かな実力派が脇を固めている。「あゝ、荒野」は2017年に全国公開予定。
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