息子への狂気に満ちた愛情…壊れゆく夫婦を描く「ハングリー・ハーツ」2週間限定公開
2016年9月16日 18:00
[映画.com ニュース] 子育てをめぐって葛藤を抱き壊れていく夫婦の姿を描いた「ハングリー・ハーツ」が、10月15日から2週間限定で上映されることが決定。あわせて、ロマンティックなラブストーリーが、狂気に満ちたパラノイドサスペンスに変わっていくさまを収めた予告編がお披露目された。
米ニューヨークで恋に落ち、幸せな結婚をしたジュード(アダム・ドライバー)とミナ(アルバ・ロルバケル)。やがて男児を授かり歓喜する2人だったが、ミナは徐々に独自の育児法にこだわり、神経質になっていく。ジュードは親しい人々にまで敵意と恐怖心を露にするミナを理解し、支えようとするが、偏った育児で息子の体に異変が起こり、ある決断を迫られる。イタリアの俊英サベリオ・コスタンツォ監督がメガホンをとった。
予告編は、ジュードとミナが運命的に出会ってから、結婚、出産と幸せの絶頂を味わっている様子から始まる。しばらくして、ミナの狂気じみた愛情が息子の健康を脅かしていると気が付いたジュードが、息子を救うためにあらゆる手を打つものの、事態は悪化の一途をたどっていく。
「ハングリー・ハーツ」は、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される特集上映会「ワールド・エクストリーム・シネマ(WEC)2016」で、10月15~28日の2週間限定で上映される。