スティーブン・キング原作「ダーク・タワー」ドラマ化、いまだ企画開発中
2016年9月12日 12:00
[映画.com ニュース] スティーブン・キングの長編小説「ダーク・タワー」のテレビシリーズ化が、廃案となっていないことが明らかになった。米Deadlineが報じている。
「ダーク・タワー」はキングの代表作のひとつで、アメリカの西部開拓時代を思わせる荒廃した「中間世界」を舞台に、「最後のガンスリンガー」であるローランドと仲間たちが旅をする壮大なダークファンタジー。長年にわたる企画開発の末、現在は映画化第1弾が製作されており、主人公ローランドをイドリス・エルバ、悪役「黒衣の男」をマシュー・マコノヒーが演じている。
監督は、デンマーク映画「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のニコライ・アーセル。「ダーク・タワー」に関しては、全7部からなる壮大なストーリーを映像化するため、映画3部作とそれを補完するテレビシリーズで構成される予定だったが、現時点では長編映画が1本製作されているだけで、テレビシリーズに関しては表立った動きがない。
しかし、Deadlineがプロデューサーを務めるロン・ハワード監督を直撃すると、「いまテレビの企画開発をしているところだ」と返答。さらに「現時点ではどのプラットフォームになるか分からないが、今後、続編映画が作られ、より広い世界とキャラクターが描かれた場合に備えて、コンテンツを作っているところだよ」と語っている。
「ダーク・タワー」は、2017年1月13日の全米公開が決まっている。続編企画やテレビシリーズの制作は、同作の興行成績にかかってきそうだ。