戦争映画の記念碑的作品「アルジェの戦い」デジタルリマスター版予告公開
2016年9月8日 06:00

[映画.com ニュース] アルジェリアの独立戦争を描いた戦争映画の傑作「アルジェの戦い」のデジタルリマスター&オリジナル言語版の公開日が、10月8日に決定。あわせて、血で血を洗う内戦の様子を収めた予告編が完成した。
映画は、1954年から62年にかけてフランス領とされていたアルジェリアで起こった、フランス軍とフランスからの独立を求める抵抗組織・アルジェリア民族解放戦線の攻防を描いた。ジャーナリスト出身のジッロ・ポンテコルボ監督が記録映像を一切使わず、目撃者や当事者の証言、残された記録文書から、戦争の実体をドキュメンタリータッチで詳細に再現。5年の歳月をかけて製作され、66年のベネチア国際映画祭では、グランプリにあたる金獅子賞に輝いた。
このほど公開された予告編は、アルジェの旧市街であるカスバで、アラブ系の男性がフランス人警察官に向かって銃の引き金を引くシーンから始まる。街を爆破するなど過激な抵抗を行うアルジェリア民族解放戦線と、「カスバの全アラブ人を尋問する」と息巻くフランス軍の戦いは勢いを増し、暴力対暴力の攻防が続く。やがてフランス軍によってアルジェリア民族解放戦線の敗北が宣言されるが、集まった人々からは「アルジェリア万歳!」の声が上がり、戦いがまだ終わってはいないことを印象付けている。
「アルジェの戦い」デジタルリマスター版は、10月8日、新宿K’s cinemaほか全国順次公開。
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