ウィル・スミス&福原かれん、“スーサイド・スクワッド旋風”の要因を考察!
2016年9月5日 10:30

[映画.com ニュース] DCコミックスの悪役たちが勢ぞろいするアクション大作「スーサイド・スクワッド」に出演したウィル・スミスと福原かれんが来日し、映画.comのインタビューに応じた。
百発百中の狙撃手デッドショット(スミス)、バットマンの宿敵ジョーカー(ジャレッド・レト)の恋人ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、バットマンたちによって投獄された凶悪犯罪者たちが、減刑と引き換えに政府公認の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成し、命の保障のない危険なミッションに挑むさまを描く。福原は、スーサイド・スクワッドに加わる日本人剣士カタナを演じている。
全世界で興行収入約6億4000万ドルの大ヒットを飛ばし、8月25日に行われたジャパンプレミアでは、抽選を勝ち抜いた4000人のファンから出演者が大歓声で迎えられるなど、世界的な熱狂を巻き起こしている本作。ブームの理由を聞くと、スミスは「映画単体やキャラクターというよりも、世界観自体の魅力じゃないかな。俺たちが生きているのとはまったく違う世界に連れて行かれる経験ができる。そこはバットマンやスーパーマンがいるような世界で、いつどこで彼らに出会うかわからないんだ。本作には一瞬“あのキャラクター”も出てくるし、すごく楽しめる世界の一部を見ている感覚なんだと思う」と嬉々とした表情で考察する。
一方、本作で映画デビューを果たした福原は「さまざまな人種が1つの映画に出ている」点が人々の心をつかんだゆえんだと語る。「私の役は日本人ですし、オーストラリア出身のジェイ・コートニーが、自国のキャラクター(キャプテン・ブーメラン)を演じている。本作では、ちゃんとその国の人がそのキャラクターを演じているんです。ファンの皆さんにSNSで応援の声をいただくんですが、アメリカに住んでいるアジア人のお母さんに『ハリウッドで、娘たちがアイドルにできるアジア人のスーパーヒーローが出てくるなんて夢にも思わなかった』と言っていただけた。本当にすごいことだなと思いますね」と笑顔を見せる。
福原の話を「泣ける……」と聞き入っていたスミスは「本作には、6大陸出身の俳優が全員出ているんだ。北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、オーストラリア、アジア(ユーラシア)、ヨーロッパ……(南極大陸代表として)ペンギンが出れば、7大陸を制覇できるね(笑)」と同調。さらに“悪党”という人物設定が人々に受け入れられたと語る。「悪いヤツを演じると社会的なルールに従わなくてもいいから、何を言っても何をやっても許される。道徳観に縛られないんだ。それってものすごく自由で楽しいことだし、演じていてもできることの幅が広がる。誰に何を思われるとか、そういうことを考えなくていいからね」。スミスたちの演技を間近で見た福原は「このキャラクターはこうだからこう、というのを覆す演じ方をされる。それが興味深くて、彼らのような自由な役者になりたいと思った」と刺激を受けたようだ。
デッドショットには離ればなれになった娘、カタナには亡き夫の存在があり、ハーレイ・クインとジョーカー、チームのキャプテン、リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)にも試練がのしかかるなど、本作では各キャラクターの“愛”にまつわるエピソードがちりばめられている。スミスは「悪いヤツだが邪悪じゃないのは、そこに愛があるからだと思う。キャラクターたちは愛にまつわる色々な苦悩を抱えているんだが、良いことをしようとするのもまた愛のためなんだ。愛がベースにあるから彼らは頑張れるのさ」とアクション面だけでない本作の味わい深さをアピール。福原も「カタナは感情を言葉で言うキャラクターではないですが、ちょっとずつ彼女も人を信頼し、スクワッドの一員、家族になっていく」とキャラクターの変化に言及した。
「スーサイド・スクワッド」は、9月10日から全国公開。
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