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事件関係者が本人役で総出演!「ハドソン川の奇跡」イーストウッド監督の飽くなきこだわり

2016年9月4日 12:00

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可能な限りリアルさを追求した
可能な限りリアルさを追求した
(C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved

[映画.com ニュース] 2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を、クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスの初タッグで映画化した「ハドソン川の奇跡」に、救助隊やボランティアの人々、刑事といった当時の関係者が本人役で多数出演していることがわかった。

09年1月15日、乗客155人を乗せたUSエアウェイズ1549便がニューヨーク・マンハッタンの上空850メートルで制御不能になるトラブルが発生。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(ハンクス)の英断によって乗客全員が生還した奇跡の救出劇を描くと共に、ハドソン川に機体を着水させたことが問題視され、容疑者として追及されてしまうサリーの苦悩にも切り込む。アーロン・エッカートサリーと共に航空機事故に巻き込まれるジェフ・スカイルズ副機長、ローラ・リニーサリーの妻ローリーを演じている。

映画では、ハドソン川に着水した航空機を見つけて救助に向かったフェリー“トーマス・ジェファーソン号”のビンセント・ピーター・ロンバルディ船長や、ニューヨーク市警のスキューバ空海救助チームに所属するマイケル・デラニー巡査とロバート・ロドリゲス刑事が本人役で出演している。そのほか、赤十字のニューヨーク都市圏支部に務めるクリス・メルカード氏をはじめとする救助隊やボランティアの人々、ニュースキャスターやパイロットなど、事故当日に救出に携わった関係者たちが続々と登場するという。

“奇跡の生還劇”をリアルに再現するため、イーストウッド監督は可能な限り参加者を探し出し、出演交渉を行ったという。「映画はいつもチャレンジなんだ。今回は、飛行機の大きさや事故に関わったすべての人々をリアルに再現することが必要だったんだよ」と強いこだわりを語っている。

その言葉が示すとおり、事故にあった乗客の服装や、着水後に避難した場所など、細部まで徹底的に再現しようと努めた。長年イーストウッド監督作品で衣装を担当してきたデボラ・ホッパーは「サリーと副機長のジェフ・スカイルズの制服はもちろん、当時のUSエアウェイズのパイロットたちが着ていたものとまったく同じものを用意したわ。乗っていた人たちの服装も似ているものを選んだの。その当時の様子をリアルに再現するためにね」と証言している。

ハドソン川の奇跡」は、9月24日から全国公開。

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