Amazon がVODサービス利用率でトップのHuluに肉薄、ユーザー動向に変化
2016年8月30日 10:00
[映画.com ニュース] 都度課金制ビデオ・オン・デマンド(TVOD)、定額制ビデオ・オン・デマンド(SVOD)、デジタルデータでの動画販売(EST)の有料動画配信サービスについて、全国5000人規模のアンケート調査が実施され、利用者の利用実態と非利用者のサービスに対する意識を調査・分析したレポートがこのほどまとまった。
「映像メディアユーザー実態調査2016 上半期 動画配信版」(フィールドワークス、映像メディア総合研究所)によると、昨年9月に月額見放題「プライムビデオ」サービスを開始したAmazonが、それまでもサービス提供してきた都度課金制の“レンタル”「Amazonビデオ」も含め、VODユーザーにおける利用率が2割に達し、トップを走り続けてきた「Hulu」に0.4ポイントの差まで追い上げている。
「Amazon」は、前年11月の同調査時の利用率は7.4%で、この8カ月間で20.3%と一気に利用を伸ばした。一方で、同時期に月額見放題サービスを立ち上げた「Netflix」は、「火花」などのオリジナルコンテンツで大プロモーションをかけていたものの、VODユーザーにおける利用率は10%に満たず、「Amazon」に水をあけられた形となった。
また、今年4月にサービスを開始したIPリニアサービスの「AbemaTV」は、「YouTube」「ニコニコ動画」などを含む無料動画配信サービスにおいて、サービス開始から本調査までのわずか3カ月の稼働ながら利用率で6.0%という値となった。「YouTube」は77.8%、「LINE LIVE」は3.5%。
こうした有料・無料の動画配信が伸長するなか、ビデオレンタル店の利用率が、前年11月調査から4.1ポイント減少し、本調査開始(2011年11月)以来、初めて3割を下回った。有料動画配信市場自体は、まだ都度課金の“レンタル”、定額見放題、デジタルデータの“購入”などを合わせても、回答者全体における利用率は12.8%と決して高くはない(前回調査から2.0ポイントの伸び)が、無料動画サービスは前回調査の55.1%から60.3%へと5.2ポイント伸長している。
動画コンテンツ視聴は、パッケージソフトから配信へ、有料課金から無料(広告)モデルへとユーザー動向は変化しているようだ。なお、本調査期間は今年6月30日から7月8日で、全国13歳~69歳の男女を対象にインターネットアンケート(PCでの回答)を実施した。
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