市川実日子、「シン・ゴジラ」尾頭ヒロミの長セリフを生再現!
2016年8月25日 15:00
[映画.com ニュース]興行収入46億円を突破したシリーズ最新作「シン・ゴジラ」の“女性限定鑑賞会議”が8月24日、東京・新宿バルト9で行われ、ファンから熱い支持を受ける市川実日子(尾頭ヒロミ役)、松尾諭(泉修一役)、塚本晋也(間邦夫准教授役)、片桐はいり(ベテラン官邸職員の小母さん役)が劇中衣装で舞台挨拶に出席した。
この日は発声可能上映会でもあり、仏頂面の市川らが登壇するなり最高潮に。塚本は「怖いよう」「これは悪夢なの? それともいい夢なの!?」とおののき、市川も「今日はコスプレ可ということで、私たちもコスプレしてきましたが、どのキャラでしゃべればいいかわからない」と圧倒された様子だった。
一方で松尾は、熱狂する客席に向け「まずは君たちが落ち着け!」と言い放ち、観客にペットボトルをプレゼント。大歓声が包むなか「一生の思い出になります」とほほ笑み、「泉役は早口じゃなくていいと言われていたんですが、インした後に(主人公・矢口蘭堂役の)長谷川博己くんに『早口じゃないとカットされるよ』と言われた。あの噂の発信源は長谷川博己です」と暴露していた。
さらに松尾は、「矢口にペットボトルを渡すところや、矢口があれだけ怒るというシーンも、最初は台本になかったんです」と告白。続けて「当日に台本が変わり、僕は『怒っている人にペットボトルを渡すには?』と考えました。最初の撮影で、ペットボトルを長谷川くんに投げたんです。そうしたら長谷川くん見ていなくて、ボンって当たった。余計怒るという。そこが一番印象に残っています」と明かし客席を沸かせていた。
撮影風景を問われた片桐は、「お茶出して半日くらいで帰りました」といい、「庵野秀明総監督には『あなたの笑顔に全てがかかっています』と言われた。台本にも『絶妙のタイミングでお茶を運ぶ』としか書いていなかった。(茶碗が)カタカタってなるくらい緊張した」と振り返る。塚本もセリフ回しに苦闘した模様を身振り手振りで伝え、「かわいい~!」との声を受けていた。
また市川は、周囲の反響を聞かれ「友だちから漫画家の先生が描いた尾頭の絵が送られてきました」と話す。松尾が「あれ、いいですよね。(携帯電話の)壁紙にしようと思った」と絶賛したが、市川は「え、家の?」と天然ボケをさく裂させ、顔を覆って大照れ。それでも、真顔で劇中の長セリフを言い切り、この日一番の喝さいを浴びると、会心のガッツポーズを見せていた。
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