リオ五輪、米TV中継は04年以来最低の視聴者数&ストリーミング中継は過去最高
2016年8月23日 23:30

[映画.com ニュース]閉幕したリオデジャネイロ五輪の米テレビ中継が、2004年のアテネ五輪以来最低の視聴者数になったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
アメリカでは米NBCが17日間にわたってプライムタイムに生中継したが、平均視聴者数は2540万人。前回のロンドン五輪の3110万人から18%も減少しており、アテネ五輪の2490万に次ぐ低い視聴者数となった。
しかし、NBCが専用アプリを通じてストリーミング配信したライブ中継の視聴時間は計27億分となり、過去すべての五輪のストリーミング中継を合わせた視聴時間の倍近くにも及ぶという。決まった集計時間内にウェブサイトを訪問したユーザー数を示すユニークユーザーは1億人で、前回のロンドン五輪から29%アップ。同局は大きな時差のあった前回のロンドン五輪とは異なるため、リオ五輪のテレビ中継の視聴者数の増加を期待していたが、デジタル端末でのストリーミング中継を好む視聴者がここまで急増するとは予想していなかったという。
2032年まで米国内すべてのプラットフォームでのオリンピック中継放送権を持つNBCは、今回のデータを今後に生かしたいという。
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