糸井重里、10年ぶりに映画コピー手がける 「SCOOP!」ポスターで福山雅治とコラボ
2016年8月20日 11:45

[映画.com ニュース]福山雅治と大根仁監督が初タッグを組む「SCOOP!」の新ポスターが公開され、コピーライターの糸井重里氏が手がけたキャッチコピー「ごめん。馬鹿で悪かったな。」が披露された。糸井氏が映画ポスターのためにキャッチコピーを書き下ろすのは、スタジオジブリ作品「ゲド戦記」以来10年ぶりとなる。
西武百貨店の名キャッチコピー「不思議、大好き。」(1982)、「おいしい生活」(83)などを生み出し、コピーライターという仕事を世に知らしめた糸井氏。このほか作詞、エッセイ執筆、ゲーム制作なども行い、現在は「ほぼ日刊イトイ新聞」の主宰として多数のプロジェクトを展開するなど、幅広い分野で活躍している。
今回の起用は、以前より大根監督を応援していたという糸井氏が、依頼を快諾したことにより実現。映画本編を見た糸井氏が、福山演じる主人公の姿から着想を得て書き下ろした。糸井氏は「ギラッギラのすれっからしに見える映画ですが、あんがい素直なことのほうが、こころに残るのではないかと思いました。B級映画のパロディみたいな味わいにもなりそうですけどね。」とコピーに込めた思いを明かした。

さらに、福山が以前から糸井氏との対面を熱望していたことから、福山がパーソナリティを務める「福のラジオ」で対談が実現。収録では、糸井氏が「普段、“撮られる側”の福山さんに“撮る側”を演じさせることが面白いし、福山さんがカメラを持つ所作は、実際に獲物を狙い射つ(=shoot=写真を撮る)ハンターとしてのリアリティを感じました。カメラを触ったことがない人だったらこうは演じられなかったでしょう」と福山の演技を絶賛。憧れの人物に賞賛された福山は、「僕は以前から糸井さんのことを『生き方がカッコいい、ああいう人になりたい』と思っていたので、そのカッコいい先輩にそんな風に思っていただけたなんて本当に嬉しい限りです」と喜びを語った。この日の対談の模様は、TOKYO FM「福のラジオ」で8月27日午後2時から放送されるほか、雑誌「SWITCH」(9月20日発売)や「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/home.html)にも掲載される。
「SCOOP!」は、かつて報道の第一線で活躍していた芸能スキャンダル専門のパパラッチ・都城静(福山)が、写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組み、スクープを追ううちに大事件に巻き込まれていく姿を描く。ベテランカメラマンと新人記者の凸凹コンビを福山と二階堂が演じ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、斎藤工が共演。10月1日から全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しかった超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

なんだこのかっこいい映画は…!
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント