「ロボコップ」ジョゼ・パジーリャ監督、エンテベ空港ハイジャック事件を映画化
2016年8月17日 19:30
[映画.com ニュース] 映画「ロボコップ」やドラマ「ナルコス」で知られるジョゼ・パジーリャ監督が、エンテベ空港ハイジャック事件を映画化することがわかった。米Deadlineによれば、ロザムンド・パイク、ダニエル・ブリュール、バンサン・カッセルが出演交渉中だという。
1976年6月27日に発生したこの事件は、テルアビブを離陸しパリに向かうエールフランス139便が、ドイツ人2名&パレスチナ人2名のテロリストにハイジャックされ、ウガンダ・エンテベ空港に強制着陸させられた。犯人らは乗客の中からイスラエル国籍の人とユダヤ人だけを人質にとり、代わりに服役中のパレスチナ人たちの釈放を要求。しかし、イスラエル政府はこれを拒否し、イスラエル国防軍が人質救出のための奇襲作戦を展開した。結果、突入部隊の誤射で死亡した3人と、病院に搬送された1人を除く乗客全員が無事に救出された。
映画には、テロが頻発する現代の世界情勢が反映される見込みだ。新作スリラー「エンテベ(原題)」は英ワーキング・タイトルが製作。「ベルファスト71」(ヤン・ドマジュ監督)のグレゴリー・バークが脚本を執筆する。
なお、エンテベ空港ハイジャック事件は1976年のテレビ映画「特攻サンダーボルト作戦」(アービン・カーシュナー監督、ピーター・フィンチ&チャールズ・ブロンソン出演)や同じく76年のテレビ映画「エンテベの勝利」(マーヴィン・チョムスキー監督、カーク・ダグラス&バート・ランカスター出演)など、これまでに何度も映像化されている。