中村祐太郎監督「太陽を掴め」に柳楽優弥が友情出演、12月下旬公開決定
2016年8月16日 08:00
[映画.com ニュース] 「雲の屑」(2015)が第27回東京学生映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した中村祐太郎監督の長編劇映画「太陽を掴め」が、12月下旬からテアトル新宿で封切られることが決定し、特報(https://youtu.be/lm_DyCppsrY)が公開された。若者たちの切なさや息苦しさ、作り手の熱量を感じ取れる1分弱の映像に仕上がっている。
作品は、元子役で現在ミュージシャンとして活動するヤット、フォトグラファーのタクマ、タクマの元恋人であるユミカが主軸を担う。それぞれに歯がゆさを感じながらも日々を生きる、都会の若者たちを描く中村監督オリジナル脚本による青春映画だ。
キャストは主演の吉村界人、浅香航大、岸井ゆきのに加え、三浦萌、森優作ら若手俳優陣が結集。さらに柳楽優弥、古舘寛治、内田淳子、松浦祐也と演技派俳優陣が出演している。柳楽は、プライベートで吉村と親交が深いことから友情出演を引き受けたという。
8月7日には、公開に向けたキックオフイベントが都内で開催され、中村監督の処女作「ぽんぽん」(13)の上映、「雲の屑」の主題歌や過去作品の劇中歌を手がけた歌手の町あかりによるミニライブが行われた。また、「中村祐太郎とは何者なのか?」という題目のもと、これまでの全作品のダイジェスト映像を見ながら、中村監督、共同脚本の木村暉による製作時のエピソードも語られた。
なお公開前の11 月12 ~25日 、渋谷アップリンクで「中村祐太郎監督全作特集上映」の開催が決定。一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で制作・劇場公開支援も募っている(http://eiga.com/official/motion-gallery/)。