常盤貴子、池松壮亮に髪バッサリ切られヒヤヒヤ
2016年8月16日 22:28

[映画.com ニュース]今年で82歳を迎える名匠・東陽一監督の最新作「だれかの木琴」の完成披露プレミア試写会が8月16日、都内で行われ、主演の常盤貴子をはじめ共演の池松壮亮、佐津川愛美、勝村政信、東監督が舞台挨拶に立った。
直木賞作家・井上荒野氏の同名小説が原作。平凡な主婦・小夜子(常盤)が、美容師・海斗(池松)から届いた営業メールをきっかけに、どうしようもなく心を囚われストーカーへと変ぼうしていくさまを描いた。常盤は、東監督との初タッグに「東監督の作品は物心ついた時から見ていて、本当に大好きで。その中に自分がいられると考えただけでワクワクして、こうして監督と同じ舞台に立てることが、本当に夢のようです」と興奮気味に明かした。
一方の池松は、実際に常盤の髪を切った撮影を振り返る。「すごく緊張するかなと思いましたが、まわりの大人が『間違えたらヤバイぞ』みたいに緊張しまくっていて、逆に緊張しなかった」とあっけらかんと告白。これを受けた常盤が「予定していたよりも、さらに切られたんです。本番中、私自身も『まだ行くんだ』とヒヤヒヤしていた」と暴露すると、池松は「東監督がカットをかけないから……」と責任転嫁していた。
さらに常盤は、役どころ上「現場では寡黙にいようと思っていた」という。「池松さんはそのことを理解してくださり、しゃべらないでいても大丈夫でしたが、問題はこちらの先輩」と勝村に目を向け、「どんな形でも話しかけてくるので、すごいなと思った」と脱帽の様子。勝村は「年齢的なものですかね。ダダ漏れですよ」と苦笑いを浮かべたものの、常盤は「そのおかげで、現場はすごく和やかな空気。私が盛り上げられない分、先輩に盛り上げて頂き本当に感謝しています」と頭を下げていた。
そんな常盤に対し、初共演の池松は「どこにも寄りかからず2本足で立っているというか、それがすごく孤独にも、すごく強くも見えました」と最敬礼。だが、常盤の現場での思いを初めて知ったという佐津川が「私は勝手にビビっていました(笑)」と語ると、常盤は「やっぱり感じ悪かったかもしれません……。波のある女優だなと思われていたかも。本当にごめんなさい!」と陳謝し場内を沸かせた。
これには佐津川も、「感じ悪かったわけじゃないですよ! 今日いっぱいしゃべってくれて、すごく嬉しかったです」と必死にフォロー。和気あいあいとトークするキャスト陣を見守っていた東監督は、「演出しないのが僕の演出。本当に良いところが(映画に)全部出ていると思う」といい、「こんなにいい俳優に囲まれて、本当に幸せでした」と会心の笑みを見せた。「だれかの木琴」は、9月10日から東京・有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国で公開。
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