深田晃司監督、浅野忠信主演「淵に立つ」主題歌はHARUHIの新曲に決定!
2016年8月4日 17:00

[映画.com ニュース] 第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督、浅野忠信主演の映画「淵に立つ」の主題歌が、歌手HARUHIの新曲「Lullaby」に決定した。あわせて、バラバラになった家族写真と、シーツの隙間から不気味な視線を送る浅野の表情が印象的なポスター画像がお披露目された。
HARUHIは、今年5月に公開された佐藤健と宮崎あおいの共演作「世界から猫が消えたなら」の主題歌「ひずみ」でデビューを果たした、米ロサンゼルス出身の17歳。2曲連続で映画主題歌に抜てきされた。全編英語詞の「Lullaby」は、今作のためのオリジナル楽曲としてHARUHIによって書き下ろされ、編曲には小林武史も参加した。
深田監督は、主題歌について「大変な難題であることに気づきました。必要な言葉はもうすべて映画のなかにあるよ、と生意気にも考えていたからです」と述壊。そこでHARUHIに「絶望も希望も歌いあげないでください。この映画は崖の淵から下を見るように人の心の闇、生きることの闇をできるだけ理性的にのぞき込もうと試みています」「率直に主題歌らしくない主題歌にして欲しい」と伝えたという。それでも、できあがった楽曲に「驚きました。期待を軽々と越えていました」と感服。「本当の意味で、映画と歌い手がコラボレーションできた稀有な例だと自負しています。聞き終わったときには、私はすっかりHARUHIさんのファンになっていました」と絶賛している。

一方のHARUHIは「淵に立つ」を鑑賞し、「人が人と生きることにはこんなにも痛みが伴うのか。この作品を見てからずっと考え続けています」と感銘を受けた様子。そんな今作を思って制作した楽曲については「生まれくるすべての人を思う子守唄です。すべての生命を包みこむ、そういうぬくもりを感じてもらえたら嬉しいです」とコメントしている。
映画は、夫婦、家族、愛、そして人間とは何かという普遍的なテーマを問いかける人間ドラマ。下町で金属加工業を営む夫婦(古舘寛治、筒井真理子)のもとに突然ひとりの男(浅野)が現れ、奇妙な共同生活が始まったことで、夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく。
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