佐藤二朗、初著書で夢の印税生活目論むも「養育費に充てます」
2016年7月18日 21:00

[映画.com ニュース] 個性派俳優・佐藤二朗が7月18日、東京・渋谷のHMV & BOOKS TOKYOで行われた初著書「佐藤二朗なう」の発売記念イベントに出席した。約200人の観客の拍手で出迎えられた佐藤は、開口一番「暇だね、皆!」と驚き、「今、渋谷駅前で鳥越俊太郎さんが演説してますんで、まだ間に合いますよ。大丈夫ですか、皆さん」と自虐コメントで笑いをさらった。
佐藤がTwitter上に投稿した切なくも笑える117のつぶやきを、本人のツッコミ付きで掲載した“究極の自作自演本”。当初は主演作「マメシバ」シリーズ宣伝のためにTwitterを始めたが、現在は約18万人のフォロワーを抱えるまでになり、「舞台などの脚本も書くので、書く表現を満たすツールとして利用するのもいいと思い、始めたらフォロワーが増えた。本にもなってありがたい」とほほ笑む。最近は「Twitterが酒の肴になりつつあり、酔うためにやっている部分もある」そうで、「それがウケるなんて、世間がおかしい」と話しつつ、「酔っぱらいオヤジの希望の星になったんじゃないでしょうか」と胸を張った。
また、書籍化のきっかけを問われ「『マメシバ』のプロデューサーと飲んだ時、フォロワーの数を言ったら『本にしましょう』と言ってくれた」といい、「僕は映画1本だけ撮っていて、2本目の準備も進めています。そのプロデューサーは1本目の映画『memo』のお金を出す決意してくれた人なんです」としみじみ。周囲の反響を「木南晴夏や松井玲奈、『神の舌を持つ男』の堤幸彦監督も読んでくれたみたい」と明かし、「驚くことに皆、30分で読み終わったと。堤監督にいたっては15分だったそうです。気楽に読めるという褒め言葉だと受け取っています」と話した。
さらに今作は、初版1万部で重版が決定。人生初だというくす玉を割った佐藤だが、「すごくめでたいことなのに、辱めを受けているみたい」とぼやき節で笑いを誘う。そしてMCから「2作目も……」と提案されると、「夢の印税生活! 多少のマネーが僕にきましたら、それは養育費に充てます」と目論見を語っていた。
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