アカデミー賞外国語映画賞ノミネートのコロンビア映画、モノクロで神秘的な予告完成
2016年7月15日 12:00

[映画.com ニュース] 第88回アカデミー賞で、外国語映画賞にノミネートされた初のコロンビア映画「El abrazo de la serpiente(Embrace of the Serpent)」が、「彷徨える河」の邦題で10月に劇場公開されることになり、予告編が完成した。
コロンビアの俊英シーロ・ゲーラ監督が、20世紀前半にアマゾンを訪れた白人探検家の手記にインスパイアされ、モノクロの美しい映像で失われつつある先住民の文明を描き出す。2015年のカンヌ国際映画祭監督週間で最高賞を受賞し、フランスではロングランヒットを記録した。
シャーマンのカラマカテは、滅ぼされた部族の生き残りとしてアマゾン奥深くで孤独に過ごしていた。重い病に侵されたドイツ人民族学者との出会いなどを経験するが、長い時の中で孤独のため記憶や感情を失ってしまう。しかし、アメリカ人植物学者が幻の植物ヤクルナを求めやってきたことから、旅立ちを決意する。
予告編は、失われたカラマカテの記憶を軸に過去と現在が交錯し、先住民族の文明、闇の奥に潜む狂気が映し出される。さらに、モノクロの映像で見せる光と影によって、ジャングルの神秘が浮き彫りになっていく。
「彷徨える河」は、10月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開。
(C)Ciudad Lunar Producciones
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント