青山テルマ、エイミー・ワインハウスの生きざまに共感「生きたいように生きた」
2016年7月7日 23:45

[映画.com ニュース] 2011年7月に27歳の若さで死去した英歌手エイミー・ワインハウスさんのドキュメンタリー「AMY エイミー」の公開記念トークイベントが7月7日、東京・角川シネマ新宿で行われ、歌手の青山テルマが出席。“アーティスト エイミー・ワインハウス”の魅力を熱弁するとともに、1人の女性としての彼女の生きざまに強い理解を示した。
映画は、故アイルトン・セナさんのドキュメンタリー「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」を手がけたアシフ・カパディアが監督を務め、未公開フィルムやプライベート映像を交えてワインハウスさんの知られざる素顔を映し出す。
ワインハウスさんは、06年発売のセカンドアルバム「バック・トゥ・ブラック」が全世界で1200万枚以上を売り上げ、08年の第50回グラミー賞では5部門を受賞するなど、歌手として大成功を収めた。一方で、アルコール中毒や夫のすすめで始めたドラックにのめり込むなど、プライベートは荒んでいった。司会が「いわゆるダメ男にはまってしまった」と指摘すると、青山は9歳の頃に家を出たというワインハウスさんの父親について触れ「彼女はずっとお父さんに振り向いてほしかった。お父さんにもらいたかった愛情を、他の男性に求めてしまったのかな。すごく切ない」と寂しそう語った。
さらに、感情のままに人を愛したワインハウスさんの恋愛を「アーティストは恋愛体質の人が多い。完璧な恋愛は求めず、2人の美学や世界を作っていく作業が好き」といい、「エイミーの恋愛の仕方は嫌いじゃない。愛に生きる女の子だったから生まれた歌詞、愛の情熱があったから書けた曲。生きたいように生き、愛したいように愛したのかな」と感慨深げに話した。
そして、生き方のみならず音楽も「エイミーのスタイルが確立されていた」という。「NASのトラックをサンプリングしていたり、結構ヒップホップ要素もあって。ジャンルっていうよりも彼女だけのスタイル。自分のスタイルをこんなに若いころから持ているってすごい。普通は誰かのマネから始めるが、最初から自分のスタイルが強かった方」と唯一無二の音楽性を称賛した。
「AMY エイミー」は7月16日から全国公開。
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