柚希礼音が女優として初のミュージカル「バイオハザード」でゾンビに闘志!
2016年7月6日 17:30

[映画.com ニュース] 世界的な大ヒットゲームソフトであり、ミラ・ジョボビッチ主演で映画シリーズとしても人気を博している「バイオハザード」が今秋、初めてミュージカルとして舞台化。元宝塚トップスター、柚希礼音が退団後初めて主演するミュージカルとしても話題を呼ぶ「ミュージカル バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~」の製作発表が7月6日、都内で行われ、柚希礼音、脚本・演出のG2、監修を務めるCAPCOMのゲームプロデューサー、小林裕幸らが登壇した。
原作は「ウィルス=奴ら」に冒された世界で、記憶をなくしたリサ・マーチンと人々が生き残りをかけて壮絶な闘いを繰り広げるサバイバルアクションホラー。今回の作品は、G2によるオリジナルのストーリーになるという。監修の小林は「G2さんが描きたいバイオハザードを思いっきり作っていただこうということで、ゲームの設定や世界観はちょっと違うんですが、『バイオハザード』の面白さをさらに多くの方に知っていただきたいと、一観客としても楽しみにしています」と説明した。
実は恐いものが大の苦手で「映画の1作目を見始めて5分ほどで恐くなってやめた」経験があるというG2は、「恐いので、朝、全部見ました(笑)。朝っぱらからこの世界に浸かって、おかしくなった頭で分子生物学などの本を読みまくり、そこから浮かび上がってきたストーリーです。素晴らしいスタッフ・キャストのみなさんと情熱を注ぎ込み、柚希さんの新しいファンがたくさんできるような舞台にしたい」と意気込んだ。
舞台となるのはアドリア海の城塞都市。その風土を感じさせる音楽とともに、「音楽と生に偉大な関係がある」(G2)というオリジナルの設定がキーとなる。リサ・マーチンを演じる柚希は「普段はゲームをやらない人間なのですが、今回はゲームファンの方々からやるなら全部プレイしなきゃダメだと言われまして。プレイステーションを準備して挑戦したのですが、最初のゾンビをどうしても倒せず(笑)」とゲーム体験を告白。「CAPCOMさんに行ってコツを教えていただきたい」と語るとともに、「カッコいい闘う女性役ということでアクションも多そうなので、普段にも増して筋肉を鍛えたい」と、女優としての初ミュージカルに闘志を燃やす。
「ゲームファンの皆さまにも映画ファンの皆さまにも、できればコワイの見たくないという方々にも見ていただきたいと思っています。G2さんが恐がりということで、きっと恐いだけではなく、愛、希望、勇気といったメッセージ性をいっぱい感じられるハートフルな作品になると思います。自分自身も女としての初のミュージカルですが、男だとか女とかより人としての心情が大切だと思っていますので、そこを大事に、リサ・マーチンとして舞台に生きられたら」と意欲を語った。
公演は9月30日~10月12日に赤坂ACTシアター、11月11~16日に梅田芸術劇場メインホールで行われる。
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