獣害とは? 神域の白鹿を秘密裏に撃つ主人公の苦悩「アルビノの木」予告
2016年7月3日 07:00

[映画.com ニュース] 「ヘブンズ ストーリー」「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督に師事した、金子雅和監督の長編第2作「アルビノの木」が、7月16日から公開される。
かつて鉱山として栄えた山あいの村で、「白鹿様」と呼ばれる鹿を秘密裏に撃つ高額報酬の仕事を引き受けた主人公の苦悩、人間と自然の関係性を厳かな映像で描いた人間ドラマ。長野県須坂市をメインにロケを行い、連なる山々と轟音を立てて流れる滝、抜群の透明度を誇る清流など、雄大な自然が銀幕に映し出される。主人公ユク役を松岡龍平が演じ、東加奈子、現代美術家の松蔭浩之、山田キヌヲ、長谷川初範らが脇を固める。
予告編は霧深い山中で、鹿を待ち受けるユクの姿からスタート。農作物を荒らすという理由で「害獣」と呼ばれる鹿と、生活のために昔から伝わる山の神の白鹿を撃ちにいくユク。美しい自然の中で、緊張感に満ちた主人公の心情が伝わる映像となっている。
害獣駆除会社で働くユクのもとに高額報酬の仕事の依頼が舞い込んだ。ユクは普通の鹿と異なるというだけで、害のない動物を殺すことに多少の疑問を感じながらも、母親の手術代捻出のために山に分け入っていく。山の集落で昔ながらの暮らしを営む人びと、圧倒的な自然にふれたユクの前に白い鹿が現れる。
「アルビノの木」は、7月16日テアトル新宿で公開。
(C)kinone
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