ひき逃げ事故を境に交錯する欲望 ダビッド・ディ・ドナテッロ受賞サスペンス、予告完成
2016年6月29日 17:00
伊ミラノ郊外のリゾート地コモ湖を舞台に、パオロ・ビルツィ監督がひき逃げ事件をめぐって交錯する2組の家族の欲望と運命を描く。
不動産業を営むディーノは、上流階級へのあこがれから借金を抱え危険なファンドに手を出す。投資家ジョバンニの妻カルラは富豪の妻であることに息苦しさを感じ、ディーノの娘セレーナはジョバンニの息子と付き合いながらも愛に迷っていた。それぞれが行く先に悩むなか、ひき逃げ事故が発生する。
予告編はディーノ、カルラ、セレーナの視点からそれぞれの問題や人間関係をあぶり出していく。事故の夜、誰と誰が一緒にいたのか。真実を知るものは誰なのか。「あなたの幸せはいくらですか」という問いかけとともに、謎が深まっていく。
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、「『人間の値打ち』というタイトルの深遠なる意味が映画を見終わった瞬間ドスンと胸に落ちる。ミラノ郊外コモ湖のほとりで上流、中流、下流各層の人々が紡ぎ出す欲望と愛と真実の物語。現代日本にもあてはまる」とコメントを寄せている。
ファブリッツィオ・ベンティボリオ、バレリア・ブルーニ・テデスキ、バレリア・ゴリノらイタリアの名優が結集した。「人間の値打ち」は、10月8日から全国で公開。
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