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行定勲監督、橋本愛、高良健吾が熊本地震を通して知った映画の力「信じてよかった」

2016年6月27日 12:00

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故郷・熊本への思いを熱心に語った 行定勲監督、橋本愛、高良健吾ら
故郷・熊本への思いを熱心に語った 行定勲監督、橋本愛、高良健吾ら

[映画.com ニュース] ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2016(SSFF&ASIA)のクロージングセレモニーが6月26日、東京のiTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズで開催。熊本出身の行定勲監督が、同県出身の俳優、著名人を起用し製作した中編映画「うつくしいひと」が観光映像大賞に輝き、行定監督はじめ、出演の橋本愛高良健吾姜尚中米村亮太朗、ゆるキャラのくまモンが登壇した。

行定監督は、熊本地震の発生直後に開かれた同映画祭の特別会見に出席した際、故郷・熊本への思いや震災直後に本作を発表することへの戸惑いを明かしていた。それから約2カ月、この日は「映画っていうのは記録したり、記憶を呼び起こしたりするものだと実感している。天の恵みのようなタイミングでこの映画が撮れた」と迷いのない眼差(まなざ)し。「この映画を熊本の人たちに見せるのはどうかという気持ちがあった。逆に辛い記憶を呼び起こさせるのではないか。ただ、熊本の人たちはこれを見て励みにしている。強いんです。取り戻すだけではなく、新しいものを作っていこうとしている。新しい歴史を作っていかなければならないという気持ちになっている」と反応を明かし、「そういう気持ちになってもらえているということが、映画にもしそういう力があるならば、映画の力を信じてよかった」と言葉に力を込めた。そして、「どんな場所でまた災害が起こるかわからない。僕は映画人として映画は尊いものだなと。映画のなかで、一瞬を永遠にすることができた。今も、撮影する時には1カット1カットの背景というものを大切に思っている」と切々と語った。

行定監督の言葉に熱心に耳をかたむけていた橋本も「物理的なお手伝いが出来てよかった。この映画がなかったら、私も(震災時)手も足も出なかったと思う。各地を回って、皆さんに見ていただいて、お金をいただいて、それを熊本に届けるという橋渡しの一部になれたことが光栄だった。全国の方々に映画が届く嬉しさもすごく大きかった」と感謝を口にする。一方、何度も被災地に足を運んだ高良は「震災前の熊本の映像を残せたことはよかったと思っている。もしかしたら震災があったから、この映画が全国に届いたのかもしれない。本来なら手に取らなかった人にも見てもらい、熊本を知ってもらえた。熊本のことを気にかけてもらえたという意味では、意味があったと思う」と胸中を明かした。

このほか、ミュージックVideo部門の優秀賞は「アフロ田中」「私たちのハァハァ」の松居大悟監督がメガホンをとり、蒼井優が主演した「花瓶に花」が受賞。エントリーされた楽曲を使用したオリジナルショートフィルムを上映するミュージックshort部門は、クラムボンの「ハレルトマヂカ」を用いた作品「人生のソリューション」(永田佳大監督)が選ばれた。

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