同い年の門脇麦&菅田将暉、「二重生活」で強めた“同世代”の自負「新しいものを作っていける」
2016年6月24日 17:00

[映画.com ニュース] 若手実力派として映画をはじめ、ドラマ、舞台、CMと幅広く活躍する門脇麦と菅田将暉が、小池真理子氏の小説を実写映画化した「二重生活」で、映画「闇金ウシジマくん Part2」(2014)、テレビ朝日系列で放送されたテレビスペシャル「民王スペシャル 新たなる陰謀」に続き共演した。共に現在23歳。同世代として「何か新しいものを作っていける世代なんじゃないかという意識はある」(門脇)、「ジャンルを問わず個性的な人が多いし、面白い世代として時代を作っていけたら」(菅田)と未来を見据え、瞳を輝かせる。
大学院で哲学を学ぶ珠(門脇)は、担当教授の勧めで、自分と何の利害関係もない1人の対象を追いかけて生活や行動を記録する「哲学的尾行」を開始。戸惑いながらも近所に住む既婚男性の尾行を始めると、他人の秘密を知ることに興奮を覚えていく。菅田は、珠と同せい中のゲームグラフィックデザイナー・卓也を演じている。数多くのドラマやテレビ番組を手がけてきた岸善幸が、本作で監督デビューを飾った。
門脇は「岸さんのドラマはずっと拝見していて、いつか絶対にご一緒したかった」といい「無理や違和感が一切なく、とても居心地がいい現場だった。ただ、尾行にのめりこむという感情のモヤモヤを大切にしたかったので、あえて感情面について監督と深く話すことはなかったですね」と振り返る。
対する菅田は「段取りがあってカメラ位置を決めて、まずはテスト……といった普段の撮影とは違って、岸監督は最低限のシチュエーションだけ僕らに与えて、いきなり本番。だから演技というより、その空間で生活する感覚でした」と語る。門脇が「そういえば、菅田くん、現場で本当に寝ちゃったよね」と暴露すると「岸さんが作り出す空気が、あまりにナチュラルで」と照れ笑いをのぞかせた。「とても柔軟性がある。早く、また違った形で共演したい」(門脇)、「身のこなしが柔らかくて、一緒にいて気持ちが解けた」(菅田)と互いへの評価も自然体だ。
「いろんなものが一周して、みんな『そろそろ新しいものが見たい』と思っているだろうし、私たち役者も新しいことがしたいと思っている」と語る門脇は、豊田利晃監督の「青い春」(2001)を挙げ、「当時の若い世代の熱気やパワーが集結していて、5年後、10年後に見ても強烈に突き刺さる。そんな作品が、今の時代に生まれてほしいし、自分が関わることができるなら、すごくうれしい」と期待を寄せる。菅田も「同世代の俳優は、仲間であり、ライバル。ときには嫉妬することもありますし、刺激し合いながら、それぞれが個性を発揮していければと思いますね」と自らを奮い立たせた。
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