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父の日記念「パコ・デ・ルシア」息子が明かす天才ギタリストの素顔、名演奏特別動画公開

2016年6月19日 08:00

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華麗なる旋律が奏でる名演奏シーンを公開
華麗なる旋律が奏でる名演奏シーンを公開
(C)2014 ZIGGURAT FILMS

[映画.com ニュース] 2014年に66歳で死去したスペインの天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアさんの60年間の軌跡を、実の息子であるクーロ・サンチェスが映したドキュメンタリー「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」。6月19日の父の日を記念し、サンチェス監督が亡き父を語るインタビューと、本編からパコの名演奏を切り取った特別動画を映画.comが入手した。

7歳でギターを手にし、12歳でプロとしてデビューしたパコは、フラメンコの世界に大きな革命をもたらし、ジャズやフュージョンの世界でも広く知られる存在となった。本作では貴重な演奏映像や、カルロス・サンタナチック・コリアらのインタビューなどによって構成。サンチェス監督の姉妹もプロデューサー、脚本として参加し、亡き父の魅力に肉迫していく。

現在32歳のサンチェス監督は、ギタリストではなく、父としてのパコを「ヒッピーのように、自由にさせてくれる。哲学を持った人だった」と評する。生前はツアーの日々で、1年に2カ月ほどしか家にいなかったそうだが、「毎年夏にメキシコ南部に行っていました。もっといっしょに過ごしたかったです。常に人をひきつけるカリスマ性がありました。母にも優しく、威張ることもなく、幼少期は楽しく過ごした記憶があります」と振り返った。

偉大なミュージシャンの父から最も影響を受けたことは「仕事への敬意を持つ」ということ。「芸術家として生きていくなら、お金でなく芸術への熱意のために取り組むべき」ということを学び、自身に子どもができたら、パコの精神を受け継ぎ「表現するために自由であること。子どものキャリアを、子どもが自由に選ぶことをさせたい」と誓う。

一番好きなパコの楽曲は、サビーカスに捧げた「ティオ・サバス」。本作で何より伝えたかったことは「彼の孤独」といい、「クリエイトにおける緊張を表現したかった。貧しいミュージシャンが貧困に打ち勝っていくまでの姿を描きたかった。それから、彼の人間としての魅力、彼のユーモア精神を知ってもらいたかったのです」と語る。「晩年、成熟した姿を撮りたかった。メキシコで録音したり、とか。夢を語ってほしかった」と亡き父をしのんだ。

パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」は、7月23日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で公開。

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