「二重生活」門脇麦、長谷川博己と共演も「尾行する役なので、8割は背中」
2016年6月18日 14:20

[映画.com ニュース] 女優の門脇麦が6月17日、東京・新宿区の早稲田大学戸山キャンパスで行われた主演映画「二重生活」のトークイベントに出席した。本作で長谷川博己と共演を果たし「私が尾行する役なので、共演といっても8割は長谷川さんの背中を見ていた」と振り返った。
門脇演じる大学院生が“尾行”を通し、精神的な成長を遂げる異色作。大学院の哲学科に通う珠(門脇)は、担当教授のすすめで、1人の対象を追いかけて生活や行動を記録する「哲学的尾行」を実践することに。戸惑いながらも近所に住む既婚男性の石坂(長谷川)の尾行を始めると、他人の秘密を知ることに興奮を覚えていく。小池真理子氏の同名小説を、数多くのドラマやテレビ番組を手がけてきた岸善幸の監督デビュー作として映画化。トークイベントは、岸監督が早稲田大学教育学部の卒業生で、さらに早稲田大学の藤本一勇教授が本作の“哲学”監修を行った縁で実現した。
映画単独初主演となった門脇は、「映画の撮影とはいえ、尾行やのぞき見という行為には背徳感があり、ハラハラした」といい「しかも、相手が長谷川さんみたいな格好いい人ですから」と思わず笑顔。ただ、実生活では「特に知っている人の後はつけたくないですね。彼氏の携帯(電話)とかのぞき見しても、いい情報はないだろうし(笑)。相手が見せてくれる面だけで十分で、秘密は知らなくていい」と本音を語った。
トークイベントにはコラムニストの辛酸なめ子が駆けつけ「尾行とは違うんですが、人間観察は好きですね。この前も神社の絵馬に書かれた願いごとを、メモしまくる女性がいたんです。スーツを着て真面目そうなタイプでしたが(笑)」と語る。尾行とストーキングの違いに話題が及ぶと「尾行は探偵や刑事さんといったお仕事のイメージだし、やっぱり私情のあるなしだと思います」(門脇)、「性欲に基づいているのがストーカー」(辛酸)と持論を展開していた。
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