西島秀俊、法政大生600人に告白「学食に来て食べたことあるよ」
2016年6月6日 21:00

[映画.com ニュース] 黒沢清監督作のサスペンス映画「クリーピー 偽りの隣人」のトークイベントが6月6日、東京・市ヶ谷の法政大学で行われ、黒沢監督と原作者・前川裕氏が出席。さらに主演の西島秀俊と共演の竹内結子もサプライズ登場し、約600人の学生が割れんばかりの歓声で出迎えた。
前川氏が同大学の国際文化学部で教授を務めていることから、本イベントが実現。西島と竹内が手を振るたびに会場は大盛り上がりで、劇中で大学教授を演じた西島は「学生の皆さんと対面してお話できるのが初めてなので、嬉しく思っています」とほほ笑む。竹内も「これだけ歓迎してくれて、法政大学はいい学校だなと思いました!」と笑顔をはじけさせた。
この日は学生からの質疑応答タイムが設けられ、「学生時代に戻れるとしたら?」などの質問が飛んだ。大学生を経験しなかった竹内は「合コン行ったり、サークル活動してみたい!」と目を輝かせる。「学生のころはリュックを背負って一人旅をしていた」という西島は、「この年になるとなかなか機会がないので、ぶらっとしたい。チャンスのある人は、危なくない範囲でやってみてください」とアドバイスしていた。
また西島は「僕は暇な時期、お金があったら映画館に行くことに費やしていた。今の皆さんは、自由になるお金があったら何買うの?」と逆質問。「食費」などの声が上がるなか、西島が「食費か。でも学食って安いよね。僕ね、法政の学食に来て食べたことあるよ」と告白すると、場内は喜びの悲鳴に包まれた。西島は記憶が定かではないようで、「法政って変わったライブやっていたんだよね、それで来たのかな。でも、何で学食に行って、何を食べたんだろう?」と首をひねっていたが、それでも学生たちは興奮しきりだった。
そんな2人に対し、前川氏は「『クリーピー』は本になるかすらもわからなくて、西島さんと竹内さんにやってもらえるとは思っていなかった。(続編『クリーピー スクリーチ』が映画化されるなら)もちろん、2人に演じてもらいたい」とニッコリ。黒沢監督は「映画は出来て100年ちょっとの表現形式。古典というには新しすぎるし、文学などに比べると新参者。しかしコンピューターゲームなどに比べると古臭い」と述べたうえで、「だからこそ映画は新しい芸術の仲間に入れたい。絶対に若い人に見てもらいたいと常に思っていました。今日の会場を見て、本当に感激しています」としみじみと話していた。
「クリーピー 偽りの隣人」は、元刑事の犯罪心理学者・高倉(西島)と妻・康子(竹内)が、奇妙な隣人・西野(香川照之)への疑惑と不安から深い闇へと引きずりこまれていく様子を描く。6月18日から全国公開。
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