松田龍平主演作「ぼくのおじさん」 小学校の先生を演じた戸田恵梨香ら共演陣の写真公開
2016年5月25日 06:00
同作は、芥川賞受賞作「夜と霧の隅で」やエッセイ「どくとるマンボウ青春記」など数々の著作で知られる北さんの児童文学作品を、「天然コケッコー」「苦役列車」の山下敦弘監督が映画化し、だらしないおじさんと、甥っ子にあたる小学生・春山雪男の日常を、懐かしい昭和の雰囲気とともに描き出す。
おじさん役の松田、雪男を演じる子役の大西利空くん、おじさんがお見合いで一目ぼれする稲葉エリー役の真木よう子ほか、雪男の担任みのり先生で戸田、ひょんなことからおじさんと雪男と知り合う老舗和菓子屋の御曹司・青木役に戸次、雪男の父・定男役に宮藤、母・節子役に寺島ら、実力派豪華キャストが脇を固めている。
このほど、戸田、戸次、寺島、宮藤が撮影を終了し、それぞれの劇中写真が公開。戸田は「小学校の先生役は初めてで、こうゆう雰囲気の衣装自体、今まで着ていなかったので、とても新鮮でした。逆に女の子っぽくて、こっぱずかしい感じでした」とコメント。戸次は「僕の演じた青木っていいやつなんですよね。裏表もなく、感情を前に出していくキャラクターでいきましょうとイン(撮影開始)の前から話してました」と役作りについて話している。
また、満面の笑顔の写真が公開された寺島は「ギスギスしていない精神が健全でいられる役だったので、いつも朗らかな気分で現場にいられました」と述懐。そして、付けヒゲで雪男の父親役を演じた宮藤は「監督から、威厳、威厳と言われたので、威厳があるお父さんに見えればいいなって。ヒゲつけると顔って変わるんですよね。それでも監督からは威厳を!って言われたので、難しかったです」と、威厳に満ちた父親役の難しさを語っている。
これらのキャラクターについて、山下監督は「共通して言えるのは、龍平くん演じるおじさんに対して“ちゃんとした大人”に見えるという所。しかし、皆さんどこか妙にズレていて本人たちの持ち味がにじみ出るように演じてくれました。そのおかげで“いそうでいない”映画独自の魅力的なキャラクターになりました」と満足げに話している。
「ぼくのおじさん」は11月3日から全国公開。