押井守「資料を隠し持ってた」17年越しの執念!「ガルム・ウォーズ」公開に感慨
2016年5月21日 16:00

[映画.com ニュース] 押井守監督が実写とアニメを組み合わせて作り上げた最新作で、スタジオジブリの鈴木敏夫氏が日本語版プロデューサーを務めた「ガルム・ウォーズ」が5月20日、公開初日を迎えた。押井監督、日本語版で主人公カラの声を務めた朴ロ美、宣伝コピーを担当した虚淵玄が、東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶に立った。
押井監督が海外のキャストを迎えてオール北米ロケで製作した本作。はるか古代、“ガルム”と呼ばれるクローン戦士が生息し、争いを繰り広げる星アンヌンを舞台に、女性飛行士カラ、兵士スケリグ、老人ウィドらを通じて星の秘密、ガルムという存在の謎が解き明かされていく。
本作は、17年前に構想し動き出すも、実現しなかったといういわくつきの作品。押井監督は「断念したことはなかった。中止命令が出て、全員解雇されたんですが、その後もしつこくやろうと思ってたし、本当は(契約上は)捨てなくちゃいけない資料、返さなくちゃいけないものも隠し持ってた」と執念を口にし、「こういう形で実現するとは……」としみじみと語った。
主演を務めたメラニー・サンピエールから祝福と感謝の手紙が届けられ、朴が代読する一幕も。押井監督は、朴から「目が潤んでる!」と詰め寄られると、「ライトがまぶしいだけ!」と慌てて否定。それでも、若きサンピエールを「孫みたいなもの」と語り、喜びに浸っていた。
押井監督は「日本語版に関しては鈴木敏夫に任せていて、お互いに口出ししないという紳士協定があったし、アフレコにも行ってない」とそうで、この日が朴との初対面。朴は「アフレコに鈴木さんもいらしたんですが(顔を)存じ上げず、作務衣を着ている方に『君の鼻にかかった声もいいね』と言われ、『ありがとうございます』と返したんですが、後で鈴木さんだと知って『ひいっ!』となりました(苦笑)」と振り返ると、押井監督は「鈴木敏夫は服着てましたか? アフレコ現場でよくパンツ一丁になるんですよ。女性に好かれようと遠慮があったと思うけど、朴さんがいなかったら脱いでたと思う」と言いたい放題だった。
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