中川家、「アンパンマン」出演シーンに兄弟格差 出番少ない剛に礼二「ウソちゃうか」
2016年5月18日 17:43
[映画.com ニュース]お笑いコンビ「中川家」が、アニメ映画の人気シリーズ最新28作「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」でゲスト声優を務めることになり5月18日、都内のスタジオでアフレコに臨んだ。
弟の礼二は、ヒロインのルンダと行動を共にするロボット・ナンダという重要な役どころ。セリフはすべて「ナンダ」だが、「娘が6歳でギリギリ世代なので、自慢できます。自分で言うのもなんですけれど、僕らの漫才は本格派なので子供は笑わない。台本見て『これ(ナンダ)で全部やるの?』ってビックリしていましたけれど、ぜひ見たいって言うてます」と胸を張った。
アフレコでは「2時間くらい、ナンダしか言うてない」と苦笑い。ルンダを担当する女優の波瑠のアフレコは来週で、対面はかなわなかったが「うれしい、悲しいといろんな感情のナンダを言うのにだいぶ悩みましたけれど、何とか(波瑠が)やりやすいようにはしておきました」と満足げに語った。
一方、兄の剛は海の主・ヌラという役だが、既に双子の息子が11歳になっているため「正直言うと、もうちょっと早く(オファーを)いただきたかった。昔は家がアンパンマン一色で、おもちゃも2つずつ買うのに苦労していたのに……」とちょっぴり不満げ。しかも、キャラクターがポスターにも載っていないため、礼二に「おまえ、(出演は)ウソちゃうか」とちゃかされ、苦笑しきりだ。
2人の共演シーンはなく、「前に掛け合いがあった時にいろいろやったら、監督に余計なことはするなと言われた」そうで、互いの芸風も封印。それでも礼二は、「親子連れで見に来ていただきたい。そして、大人の方にはおっさんが頑張ってんなと思ってもらえたら」と期待を寄せていた。
「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」は、おもちゃの星のわがままなお姫様ルンダが、アンパンマンたちに出会うことで、「誰かのために一生懸命になること」を学んでいく物語。7月2日から全国で公開される。