真利子哲也監督、2大ヒーロー向井秀徳&新井英樹氏からの絶賛に感無量!
2016年5月13日 15:00

[映画.com ニュース] 柳楽優弥、菅田将暉ら若手実力派俳優が共演した映画「ディストラクション・ベイビーズ」のスペシャルトークショーが5月12日、東京・テアトル新宿で行われ、メガホンをとった真利子哲也監督、主題歌を手がけたロックバンド「ZAZEN BOYS」の向井秀徳、今作に強い影響を与えた漫画「ザ・ワールド・イズ・マイン」の作者・新井英樹氏が出席した。
「イエローキッド」「NINIFUNI」で世界的な注目を集めた新鋭・真利子監督の商業デビュー作。若者の暴力性を全面に押し出した異色青春群像劇で、愛媛県松山市でケンカに明け暮れる芦原泰良(柳楽)が、狂気に目覚めていくさまを描いた。
自身の2大ヒーローと登壇した真利子監督は、「本当に好きな漫画家でありミュージシャンであり、通ってきた道なので光栄です」と感激。そして、新井氏から「映画化不可能と言われている(『ザ・ワールド・イズ・マイン』のキャラ)トシ、モン、マリアがここにいるという感じがあって、かなり嬉しかった。見ている間中、笑うのと体温が上がりっぱなしになる経験をさせてもらった」と称賛されると、「新井英樹さんの姿形を追い求めて20代を過ごしました。もう、何も言えないです」と言葉を絞り出した。
さらに真利子監督と親交の深い向井は劇中音楽も担当しており、「『次、映画を作る時は絶対に呼んで』と約束していたんです」と振り返る。続けて「『作ります』と連絡を頂いて『やろうや』と即答した」と明かし、「すぐシナリオを送っていただいて、パーッと見てその日のうちにバタバタバタ、ジャキーンって。デモ音源で衝動的に作ったものが、主に劇中で使われています」と独特の表現で経緯を説明した。
一方で新井氏は、主人公・泰良の暴力性の是非に言及。「自分の考えを言う時、感情にジャストフィットする言葉はありえないから、すでにそこで嘘をついている。実際の自分を調べることができるのは、性的衝動か暴力しかない」と持論を述べたうえで、「『道義上よくない』と言っても、暴力を見て喜ぶ。実際の事件に興奮するというのはこういうことです。どんなに言葉で飾っても、本当のことを確認できるのは暴力だと思う。この映画は、理屈じゃない」と絶賛評を寄せた。
向井からも「不気味さや恐怖の先に、何かおぼろげに見えてくるものがある、というムードをヒリヒリ感じた」と称えられると、真利子監督は「見た人がそれぞれ泰良というものが何か、と考えてもらえるように作りました」「やりたい人たち(キャスト・スタッフ陣)とやりたいことができて、こんなに幸せなことはない」と感無量の面持ちを浮かべた。
また壇上では、向井がミニライブを敢行。「This is 向井秀徳!」と名乗った後に主題歌「約束」を含む2曲を弾き語り、客席からの喝さいを浴びた。「ディストラクション・ベイビーズ」は、5月21日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開。
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