玉木宏、波瑠に続き広瀬アリスにもした“攻撃”とは?
2016年5月12日 17:00
[映画.com ニュース] ミステリー作家の島田荘司氏による累計550万部超、35年の歴史を誇る人気小説シリーズを映画化した「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」の完成披露イベントと上映会が5月11日に東京・新宿バルト9で開催され、主演の玉木宏と共演の広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、メガホンを取った和泉聖治監督が登壇した。
映画は、広島県福山市が舞台。「探偵が趣味」でIQ300以上を誇る天才脳科学者・御手洗潔(玉木)が、半年の間に6体もの死体が流れ着く島「死体島」、アパートで外国人女性が謎の死を遂げた「女性変死体事件」、赤ん坊の誘拐殺人に見舞われた夫婦が、滝つぼに口と目をふさがれて拘束される「居比家誘拐殺人事件」という3つの難事件に挑む。
女性ファンからの黄色い声援を浴びた玉木は「僕自身はそこまでIQは高くありませんが、そう見えるように努力しました。無機質で機械的で、演じるのは苦労しました」と振り返り「事件を解決するだけじゃなく、見終わった後に温かい気持ちになれる上質なミステリーです」とアピールした。
劇中ではクールな立ち振る舞いを見せている玉木だが、映画オリジナルのキャラクターで、御手洗と行動を共にする女性編集者・小川みゆきを演じた広瀬は「玉木さんはゴキブリのおもちゃを投げてくるんです。(NHK連続テレビ小説)『あさが来た』の波瑠さんもニュース記事で『(夫役の)玉木さんにゴキブリのおもちゃを投げられた』とおっしゃっていて『あ、まだやっているんだ』と思いました(笑)。本番直前に投げてくるのだけはやめてほしかった……」と玉木のいたずら好きな一面を暴露した。
小倉も玉木の“ゴキブリ攻撃”の被害に遭ったそうで「(御手洗の)変人と頭のいい人(という特徴)が乗り移っている。しかもいい声で笑うんですよ」とぼやく。玉木は「どんな反応をするかと思って。現場ではコミュニケーションが大事。『あさが来た』と撮影がかぶっている時期があって、ゴキブリのおもちゃは使いまわしです」と悪びれずに答え、会場からは笑い声が上がった。
イベント中も広瀬をからかうなど、共演者との仲のよさを見せつけた玉木だが、御手洗役は長年映像化を拒んでいた島田氏のたっての希望だそうで「僕で大丈夫なのかなと思った」と当時の重圧を吐露。和泉監督は「島田先生が『御手洗をやっと見つけた。玉木さんでないと』とおっしゃったという話を聞いていて、僕も衣装合わせで『あ、御手洗だ』と(感じた)。玉木さんを見つめていれば御手洗は動いてくれる」と絶賛し、玉木は照れることしきりだった。
「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」は、登壇したキャストに加え、要潤と谷村美月も出演する。6月4日から全国公開。
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