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田原総一朗、不屈のテレビマンを描く「アイヒマン・ショー」に共感

2016年5月6日 16:10

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映画の登場人物たちを称えた田原総一朗氏
映画の登場人物たちを称えた田原総一朗氏

[映画.com ニュース] ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンが出廷した裁判のテレビ放送に挑んだ男たちの姿を描く、「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」(公開中)の特別トークショーが5月5日、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で行われ、ジャーナリストの田原総一朗氏が出席した。

1961年のイスラエル・エルサレム。テレビプロデューサーのミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)とドキュメンタリー監督レオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)は、アイヒマンの裁判をテレビ放送し、ホロコースト(大量虐殺)の実態を全世界に報じようと奮闘する。「アンコール!!」(12)のポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督がメガホンをとった。

本作を見るまで、裁判が放送されていたことを知らなかったという田原氏は「中継したと聞いて、すごいなと思いました」と感嘆する。本作の見どころについては「監督とプロデューサーの意見が違って、けんかしますよね。プロデューサーとしてはいかに番組を面白くするか、捕まったユダヤ人たちの証言を主にしたい。でも、監督の方はアイヒマンの正体を知るために表情を撮れという。その意見の相違が面白いよね」と語った。

自身もディレクターとして多数のドキュメンタリー番組を手がけてきたが、「(フルックマンも)元気なんてもんじゃないよね。誰が考えてもね、不可能だと思ったことに挑戦するのって素晴らしいですよね」と共感を語る。司会を務めた報道番組「サンデープロジェクト」では、当時(96~98年)の総理大臣だった橋本龍太郎氏を相手に財政再建について切り込み「(言及したら橋本氏が)絶句してしまったんです。これが新聞だったら、『討論は終わり』となる。でも僕はカメラマンに『顔のアップを撮れ!』と言ったんです。そうしたら、目が上に行ったり下に行ったり、汗も出てきている。(その結果)翌日の新聞が『総理迷走!』と報じたんです。映像って怖いですね。言葉以上に物語るんです」と、本作にも通じる“映像の力”を感じたエピソードを明かした。

本作では、フルックマンたちが圧力に屈さずに仕事を全うしようとする姿を描いているが、田原氏は現代日本のテレビ報道を例に挙げ「今のテレビはだらしない。怖いのはやっぱり自主規制なんですよね。こういうことをやると局でよく思われない、偉くなれない、(そういった)サラリーマン根性がよくないね」と苦言を呈した。

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