石原プロオーディション、グランプリは20歳・神田穣!舘ひろし&神田正輝がエール
2016年4月26日 04:00
[映画.com ニュース] 石原プロモーションが次世代のスターを発掘する「石原プロ次世代スター発掘オーディション」の最終審査・グランプリ授賞式が4月25日、都内のスタジオで行われた。
石原プロとの専属契約や賞金100万円などが贈られるグランプリに輝いたのは、埼玉出身の20歳・神田穣。応募総数1万5218人の頂点に立ち、「全然実感がわかなくて、何を言ったらいいのか戸惑っています。驚きですが、素直に嬉しいです」と喜びながらも、「つらいことも楽しいことにも挑戦し、いろんなことを吸収して影響力のある人間になりたい」と表情を引き締めた。
オーディションではルックス、声質、存在感、身体能力のみならず、歌唱力や自己演出などを総合的に審査。爽やかなベイビーフェイスに屈強な肉体という魅力的なギャップを備える神田穣に対し、審査委員長を務めた石原プロの代表取締役会長・石原まき子氏は「(決め手は)直感で、笑顔がとっても印象に残りました」と称賛した。
最終審査の項目には苦手とする歌唱披露もあったが、神田穣は「(石原プロの)金児憲史さんに指導してもらって、なんとか聞けるまでにはなりました」とほほ笑む。目標の俳優は「小栗旬さんです」と言ってのけた。並み居る先輩を差し置いての発言だったが、審査員の神田正輝は「自分の好きなものは、好きでいいと思います」と歓迎していた。
ファイナリストは11人。米ロサンゼルス出身の21歳・丞威が準グランプリ、静岡出身の16歳・増本尚が特別賞を受賞し、そろって石原プロとの契約を勝ち取った。後輩3人を頼もしげに眺めていた審査副委員長・舘ひろしは、「新しい仲間。嬉しく思っております」と語り、「これから夢を持ってやっていただきたい」とニッコリ。「結果をなるべく早く出して、じいさんを楽にしてください」とジョークを飛ばしていた神田正輝は、“ダブル神田”の共演について聞かれると「神田の名字を譲ります。僕は、リタイア神田にしておいてください」と笑っていた。
さらに神田正輝は、後輩に受け継ぐこととして「現場に行って覚えるしかないですから。僕は若いころ、セリフを言うのが大嫌いだった。でもある時に、僕ではなく役が言うのだと思ったら楽になった。つらい思いや楽しい思いを現場でして、覚えていってもらいたい」と激励。舘も、「渡(哲也)に『最近おまえ、芝居がうまいな。それはダメだ』としかられたことがある」としみじみ明かし、「ハートで演じていけ、その場の芝居ではなく、人生まるごと演じろということなのでしょう」とエールを送っていた。
この日の司会は桂文枝と金児、審査員はLiLiCo、平山秀幸(映画監督)、伊藤さとり(映画パーソナリティ)らが務めた。授賞式の模様はCSファミリー劇場(5月6日午前8時から)、チャンネル銀河(7日午前9時から)に放送。
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