熊本出身の橋本愛、主演作をチャリティ上映「心の復旧の助けに」
2016年4月25日 22:15

[映画.com ニュース] 熊本出身の行定勲監督が、同県出身の俳優、著名人を集めて製作した中編映画「うつくしいひと」のチャリティ上映会が4月25日、東京・テアトル新宿で行われ、行定監督をはじめ主演の橋本愛、高良健吾、主題歌を担当した「忘れらんねえよ」の柴田隆浩がトークイベントに出席。イベント後に熊本復興のための義援金を募った。
家族が熊本で暮らす橋本は、「水も電気もガスも通ったと私の家族は言っていて、大丈夫な地域も増えている」と状況を説明し、今後の自らの活動が「完全に安心して暮らせるように、心の復旧やケアの助けになれれば」と前を向く。「複雑ですが、熊本の歴史的な建造物を映像に残しておいて本当によかった」と今作の存在意義を語り、立見席まで満員になった客席に頭を下げた。
17日から熊本で給水活動などを行った高良は、「疲れたという雰囲気は確実にある」としながらも、「皆さん、力強くて元気。空元気だとしても、ユーモアを忘れていなかった。人を笑わせるためだけに話していて、その強さを感じた」と希望を見出す。橋本も同意し、「そんな強い側面も皆さんに知って欲しい。もちろん大変だけど、ちゃんと笑っている」と“地元”の底力を明かした。
一方、16日未明の本震を経験した行定監督は、「この映画は熊本県の方々の税金が入った映画。本来ならば収益を上げてはいけないんですが、それを義援金にするという方法がある。僕たちは、確実にこの美しい熊本を取り戻そうという決意表明をしながらこの映画を見て頂く」と宣言。熊本でも上映する予定だといい、「高良健吾が熊本弁を話すだけで心が解きほぐすことができるなら、映画冥利に尽きる。映画の力を信じている」と力強く語った。
またこの日は、柴田が主題歌「うつくしいひと」をマイクなしで生披露。「特定の人を歌った曲だったけれど、熊本の曲になった」という柴田の歌声に、登壇陣をはじめ会場全体が神妙な面持ちで聞き入り、観客には涙を拭う人も見受けられた。
映画は、現在と過去の思い出が交差していくというノスタルジックなラブストーリー。透子(橋本)は、友人から母・鈴子(石田えり)が怪しい男に狙われていると聞き、探偵の末吉(高良)に母の警護を依頼する。そんなとき、透子の前に謎の男(姜尚中)が現れる。
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