スパイダーマン&アイアンマン、「シビル・ウォー」から始まる特別な関係
2016年4月24日 12:00

[映画.com ニュース] マーベル・スタジオの新作「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」で、スタジオの垣根を越えた待望のクロスオーバーが実現し、ついにスパイダーマンがアベンジャーズ入りを果たす。最強チームを分断する禁断の戦いで、スパイダーマンはアイアンマンの側に就くが、2人は一体どのような関係なのだろうか?
米ロサンゼルスで4月10日(現地時間)に行われた記者会見で、メガホンをとったルッソ兄弟の弟アンソニー・ルッソは、「スパイダーマンはアイアンマンと特別な関係になり、ほとんどのシーンで共演している」とコメント。すでにピーター・パーカーが特殊能力を身につけたスパイダーマンとしてニューヨークでこっそり活動しているという設定で、「アイアンマンはみんなより一歩先を行って」、その正体をかぎつけることを明かした。先月来日した製作総指揮のネイト・ムーアは、アイアンマンは「キャプテン・アメリカチームのメンバーを傷つけず捕らえるには、スパイダーマンのウェブシューターが必要だと思ったため声をかけたんです」と説明している。
ちなみに本作でスパイダーマンを登場させた狙いは、「笑いと涙がある、豊かなストーリー」のバランスを保つことにあったとアンソニー監督は語る。キャプテン・アメリカとアイアンマンの対立は「最終的にとてもダークな領域にたどりつく」が、スパイダーマンはアベンジャーズとしての精神的な重荷を背負っていないので、「ディープなストーリーに、明るく、勝手気ままな色彩を追加できる」のだそうだ。
また、劇中でのアイアンマンとスパイダーマンの関係は、それを演じる役者にも当てはまっていた様子。アイアンマン/トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jr.と、スパイダーマン役に大抜てきされた19歳の新星トム・ホランドの関係を、「ピーター・パーカーが初めてトニー・スタークと出会うときと似ていて、とてもクールだった」と語ったのは製作のケビン・ファイギ。ダウニー・Jr.はオーディションで候補者たちの相手役を務めることを快諾しただけでなく、撮影現場でもホランドがベテラン俳優たちのなかでリラックスして仕事ができるように取り計らっていたそう。アンソニー監督は、「監督として若手俳優に与えられる最高の贈り物は、ロバート・ダウニー・Jr.と共演する機会を提供すること」と、ホランドから最高の演技を引き出したダウニー・Jr.を絶賛した。
さらに、ソニー・ピクチャーズ製作×ホランド主演「スパイダーマン ホームカミング(原題)」(2017年公開)に、ダウニー・Jr.が参戦することも決定。ヒーローとして活躍する、億万長者の有名人&悩める青年の関係が、今後どのように発展するのか目が離せない。
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」は4月29日公開。

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