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ディカプリオ×スコセッシ監督の短編映画、ショートショートフィルムフェスティバルで上映

2016年4月20日 19:18

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記者会見に出席した別所哲也、レスリー・キー、行定勲監督、LiLiCo(左から)
記者会見に出席した別所哲也、レスリー・キー、行定勲監督、LiLiCo(左から)

[映画.com ニュース] 米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIS)2016」の特別会見が4月19日、東京・日比谷の日本外国特派員協会で行われ、オフィシャルフォトグラファーのレスリー・キー氏、行定勲監督、フェスティバルアンバサダーのLiLiCo、俳優でSSFF&ASIS代表の別所哲也が登壇。今年の第88回アカデミー賞で主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ出演の「オーディション」、主演女優賞を受けたブリー・ラーソンの「オモイ想い」が上映されることが発表された。

オーディション」は、マーティン・スコセッシ監督作の主演の座を争うディカプリオとロバート・デ・ニーロがカジノで遭遇するという設定で、メガホンをとったスコセッシ監督とブラッド・ピットも本人役で出演。別所は「夢の共演」はもちろんのこと、「スコセッシ監督が描く近未来の日本が登場する」と見どころを解説した。一方の「オモイ想い」はラーソンが共同監督としてもクレジットされている。

昨年に続きフェスティバルアンバサダーに就任したLiLiCoは、監督やキャストたちとの距離が近いことが本映画祭の魅力だと力説。作品の上映以外にも、俳優・斎藤工のトークイベントや、ピクサーの元クリエイター・堤大介が監督した短編アニメーション「ムーム」のジャパンプレミア上映、レスリー・キー氏の初監督作「THE INDEPENDENTS」&初披露となる新作「PHANTOM」の上映イベントなどが実施されるほか、ドローンやVR(仮想現実)といった最新テクノロジーをテーマにしたイベントも企画されている。

さらに、国際交流基金アジアセンターとの共催で、東南アジアのショートフィルム上映と国際シンポジウムが実施される。ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)、ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)とともにオムニバス映画「アジア三面鏡」を製作中の行定監督は、先日終えたばかりのマレーシアロケでは、予定通りに物事が進まないため臨機応変さが求められたと振り返り、すべてをフル稼働して現場に臨まなければいけない状況が映画のパワーにつながっているとアジア映画の特色を分析した。

18回目を迎えた今年は、100を越える国と地域から約6000本の応募があり、約200作品が7つの部門とその他特別プログラムで上映される。ブラジル・リオ五輪を控えていることもあり、「Cinema Carnival ~Explore Your Emotions~」をテーマに掲げ、世界の多様性を表現し、豊かで実りあるショートフィルムの祭典として映画を通じたさらなる文化交流を目指す。各部門の優秀賞・グランプリ作品は6月13日の授賞式で発表。「オフィシャルコンペティション」部門のグランプリ作品は、来年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品となる。

ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016は、6月2日~26日に東京・横浜の全6会場で開催される。一部イベントを除き、無料上映。


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