来日中のレイチェル・マクアダムス、被災地にエール「復興を祈っています」
2016年4月16日 16:57

[映画.com ニュース]第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞をダブル受賞した「スポットライト 世紀のスクープ」のレイチェル・マクアダムスが初来日を果たし4月16日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で舞台挨拶を行った。冒頭には、熊本を中心に発生した地震について「とても胸を痛めている」と語り、「被害に遭われた皆さんの復興を祈っています」とエールをおくった。
米ボストン・グローブ紙の特集記事欄“スポットライト”を担当する敏腕記者チームが粘り強い取材を続け、カトリック教会が隠ぺいした神父による児童虐待を暴き出した実話を映画化。「きみに読む物語」(2004)、「アバウト・タイム 愛おしい時間について」(13)などに出演し“ラブロマンスの新クイーン”の呼び声高いマクアダムスが本作では、チーム最年少の女性記者を硬派に熱演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。
アカデミー賞授賞式について「忘れられない一夜になった」と振り返り、「決して派手な作品ではないので、作品賞の受賞は喜びと同時に、驚きだった。こうした重要なテーマを扱う作品が、支持された事実は、女優である私にとっても大きな励みになりました」と感無量の面持ちだった。
舞台挨拶には、著書「人生がときめく片づけの魔法」が国内外で注目を集める片付けコンサルタントの近藤麻理恵が出席。全米でもベストセラーとなった同著の愛読者だというマクアダムスは、近藤の登壇に思わず「本物なのね!」と感激し、「あなたの本は、私を含めた多くの人々を幸せにしたわ」と感謝を伝えた。近藤も「レイチェルさんが私の本を読んでくださったと知り、とてもうれしいです」と初対面に感激しきり。「妹と一緒に、近藤さんの片づけ方を実践しているの。シャツは片付いたから、今度はソックスの山に手を付けないと。約束するわ」(マクアダムス)、「ぜひ頑張ってください」(近藤)とすっかり意気投合していた。
「スポットライト 世紀のスクープ」は全国公開中。
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