麻生久美子、NHKドラマで“エグいヤンキー顔”披露も「苦戦しています」
2016年4月14日 16:42
[映画.com ニュース]NHKの新作ドラマ「奇跡の人」の完成披露試写会が4月14日、同局で行われ、主演の峯田和伸(銀杏BOYZ)、麻生久美子、子役の住田萌乃ちゃん、脚本を手がけた岡田惠和が会見した。
うだつのあがらないダメ男・亀持一択(峯田)が、障害を持つ娘・海(萌乃ちゃん)を懸命に育てる鶴里花(麻生)に恋をする。人生で何も成し遂げられなかった一択は、この母娘の手助けになることを決意し、海に世界を教えるべく人生初の無謀な挑戦に打って出る。
子持ちの元ヤンキーという役どころの麻生は、「自分が出産をしてから、子どもとちゃんと向き合う母役をやりたいと思っていました。今回初めてこのような機会をいただけて、やりがいを感じています」とニッコリ。しかし岡田から「(劇中で)エグいヤンキー顔が見られたのが楽しかったです」と称賛されると、麻生は苦笑いを浮かべながら「苦戦しております」と胸中を吐露していた。
さらに、峯田演じる一択を殴る場面では「(峯田が腹に)サポーターをしていないリハーサルの時に、当てるふりでいいですと言われたのに、その時だけ本気で殴ってしまいました」と平謝り。これを受けた峯田は「いえ、嬉しかったです」と“ドM根性”をのぞかせ、報道陣を笑わせていた。
一方の峯田は、今作で連続ドラマ初主演。ミュージシャンくずれの主人公・一択役だが、「自分のなかにいるちっちゃい峯田和伸の数々、そのなかに一択がいて、身に覚えがあるもの(ダメな部分)全部出そうと思った」と告白する。出演の決め手は麻生の存在だったそうで、「初めてお芝居をさせてもらったのは『アイデン&ティティ』で、初めて麻生さんと共演しました。何もわからないなか、何度失敗しても受け止めてくれた。恩人なんです」と感謝しきりだ。「あの時、わたし何もしていないですよ」と謙遜する麻生に対し、峯田は「僕はわかっているんですよ! こういう共演は2度とないチャンス。何も洋服とかを買ってあげられないので、こういう形で恩返しさせていただきます」と熱っぽく話していた。
「奇跡の人」は、重度のハンディキャップを克服したヘレン・ケラーと、ケラーに光を与えた“奇跡の人”であるサリバン先生の実話を、ヒューマンドラマの名手・岡田が大胆にアレンジ。4月24日からNHKで毎週日曜午後10時放送される。全8話。
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