かっこいい着地はヒザに悪い?世界中のヒーローを茶化す「デッドプール」本編映像
2016年4月12日 17:30
[映画.com ニュース] マーベルコミック原作の異色ヒーロー映画で、全米で記録的な大ヒットを飛ばした「デッドプール」の本編映像が公開された。仲間のコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(NTW)を従え、敵地に乗り込んだデッドプールが、これから戦う相手の“スーパーヒーロー着地”をからかう場面で、「ヒザに悪いのに、皆あれをやるんだよね」と観客に語りかける。
「X-MEN」シリーズのスピンオフとなる同作は、がんの治癒と引き換えに不死身の肉体へと改造された元傭兵のウェイド・ウイルソン(ライアン・レイノルズ)が、赤いコスチュームに身を包んだデッドプールとなって戦う姿を描くアクション。おしゃべりで無責任で、自分だけのために戦うという自己中心的な異色ヒーローのデッドプールは、自身が映画の登場人物であることを認識しており、スクリーンのこちら側にいる観客へ語りかけるという「第四の壁」を超える場面がいくつかある。今回公開された場面も、そのひとつだ。
宿敵フランシス/エイジャックス(エド・スクレイン)の待ち構える敵地に乗り込んだデッドプール一味に対し、エイジャックスは剛腕のミュータント、エンジェル・ダスト(ジーナ・カラーノ)を仕掛ける。下で待ち構えるデッドプールは、仲間に「“スーパーヒーロー着地”だ。よく見てろ」と、スーパーヒーローたちが一度はやる、ものすごい速度での着地を茶化し、「ヒザに悪い。でもみんなあれをやる」と観客に語りかけてくる。
その後、コロッサスが一撃でエンジェル・ダストに吹き飛ばされてしまったデッドプールは、次に「この時のためにこの子を連れてきた」と調子のいい言葉でNTW(ブリアナ・ヒルデブランド)へ水を向けるが、NTWは戦闘中にも関わらずスマホをいじってツイート中。ツイートを終えて戦闘モードに入ったNTWの強烈な一撃を目の当たりにしたデッドプールは、「彼女の初体験の相手に同情するよ」と下世話なコメントを残している。
「デッドプール」は6月1日から全国公開。
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