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カンボジア映画界史上初の女性監督が激動の時代を描いた「シアター・プノンペン」予告公開

2016年4月9日 08:00

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「シアター・プノンペン」ポスター
「シアター・プノンペン」ポスター
(C)2014 HANUMAN CO.LTD

[映画.com ニュース] 「トゥームレイダー」など数多くの映画とドキュメンタリーを手がけたカンボジアの女性プロデューサー、ソト・クォーリーカーの長編初監督作で、第27回東京国際映画祭「アジアの未来」部門国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞した、「シアター・プノンペン」の予告編とポスターが公開された。

カンボジアの首都プノンペンに暮らす女子大生ソポンはある日、映画館で1970年代のポル・ポト政権下に作られた古い映画の存在と、そこに若き日の母が出演していたという事実を知る。しかし、母は自分が女優であったことを全く語ろうとしない。その映画をどうしても見たいと思うソボンは映画のフィルムを探し始め、ポル・ポト時代に蹂りんされた母国の映画史を発掘していくことになる。

予告編では、主人公のソポンが、熱気あふれるプノンペンの夜の映画館を訪れるシーンからスタート。スクリーンに映された40年前の映画に若き日の母を発見したソポンが、映画館の主人と交流を深め、大弾圧の時代に引き裂かれた恋や、家族に隠された秘密が次々と知っていく場面を切り取っている。

シアター・プノンペン」は7月2日、岩波ホールで公開。

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